ストーリー

【最終話】俺と結婚して

 「橘さん(堀夏喜)が本当に愛しい人を手に入れられるなら」――そう考えて婚約解消を決意した紫乃(田辺桃子)。父の元治(大河内浩)、母の菫(羽田美智子)にも「結婚はできない」と話し、全てを清算するために動き始める。
 会社でも極力明るく振る舞い、業務に集中する紫乃だったが、突然婚約解消を告げられた橘はそれを簡単に納得できるわけもなく…。仕事中の紫乃を呼び出し、真意を問い詰めるも、「“お互い”気持ちがないのに結婚なんて無理」とすげなく返されてしまう。さらに、事情を聞きに社長室を訪れると、「頑なに婚約を解消したいという娘をこのまま嫁には出せない」と元治。さらには「君の今後のことについては考えたほうがよさそうだ」と、海外転勤の話を持ちかけられてしまい…?
 同じ頃広報部では、紫乃が婚約解消を公に。平気そうにはしているものの、どこか強がっているように見える紫乃を、先輩の望(吉谷彩子)は心配そうに見つめていた。
 その夜、橘のもとに父の槙雄(勝村政信)から電話がかかってくる。紫乃との婚約解消を聞いた槙雄は橘を食事に誘い、「新しい結婚相手を見つけておいた」と、なんと優衣(安倍乙)を紹介し…!?

 やがて、加治屋フーズ内で橘と優衣が結婚するという噂が広がり始める。社内で優衣に会った紫乃は「橘さんと別れてくださってありがとうございます」と挑発的な言葉を投げかけられ、その流れで橘が会社を辞めさせられるかも、と聞かされ…!?
 橘の人生を狂わせてしまったと感じた紫乃は、処遇を考え直してもらうため、父のもとへ飛び出していく!

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