【第3話】面倒な婚約者だよ

　橘（堀夏喜）の部屋から朝帰りしようとした紫乃（田辺桃子）は、隣の部屋から優衣（安倍乙）が出てきたことにびっくり！　さらに、自分を置き去りにして優衣を追いかけていった橘の行動にがく然とする。
「昨日の夜はあんなに幸せだったのに」――橘が優衣を追いかけた理由、そもそも優衣が隣に住んでいる理由も気になって仕方ない紫乃は、仕事にも身が入らずミスを…。さらには社内で見かけた橘に声をかけられずにいたところを、父・元治（大河内浩）の秘書・牛島（ゆってぃ）に見られて不審がられてしまう始末。優衣との関係が気になる気持ちと余計なことを聞いて橘に嫌われたくない気持ちの狭間で揺れる紫乃に、広報部の先輩・望は「我慢することじゃない」「今からそんなに遠慮してたら大爆発して取り返しのつかないことになっちゃうわよ」とアドバイスをおくるのだった。
　それでも紫乃はなかなか橘に本心を伝えられず、もどかしい時間だけが過ぎていく――そんなある夜、ミーティングを終えた紫乃がもともとは資料室だった思い出の場所である会議室の前を歩いていると、突然現れた橘に手を掴まれ…誰もいない会議室へと連れ込まれる！
「紫乃さん、また俺に何か隠してます？」と問われた紫乃は、意を決して優衣との関係を聞いてみることに！　優衣を追いかけたのは仕事の話をしただけ、と答えた橘は、そこでいきなり紫乃にキスを！　思わず身を任せる紫乃だったが、入り口では誰かが見ていたような物音がして…？
　その夜、橘の部屋で過ごした紫乃。深夜にふと目が覚めると、ベランダで話す橘と優衣の声が…。楽しそうな２人の会話の中で、橘が自分のことを「面倒な婚約者だよ」と言うのを聞いてしまった紫乃は…!?