水曜日

伝統守り、次の世代へ引き継ぐべく奮闘する輝く女性に密着。 宇賀なつみアナが体当たりレポートで紹介、応援します。

2019.03.27放送

山形で90年!山菜料理「出羽屋」4代目女将・佐藤悠美さん

山形伝統の山菜料理の宿

出羽屋(でわや)
住所/山形県西村山郡西川町間沢58
TEL/0237-74-2323(9:00~20:00)
FAX/0237-74-3222
営業時間/会食の場合11:00~20:00(ラストオーダー20:00)
定休日/不定休 12月30日、31日、1月1日
※ご宿泊の場合:チェックイン16:00(最終チェックイン19:00)、チェックアウト10:00
※金・土・祝前日は1000円増
「山菜料理」5500円(税別)
「宿泊」12000円~(税別)※朝夕2食付き

宇賀なつみアナウンサーが、伝統や文化を受け継ぎ、生き生きと輝く女性から、人生を素敵に過ごす秘訣などを伺う「継ぐ女神」。今回の女神は、山形県西川町で90年続く山菜料理「出羽屋」4代目女将・佐藤悠美さん(30)です。

出羽三山の主峰・月山の入り口近くにある出羽屋は、これから旬を迎える山菜が堪能できる山菜料理専門の宿。本田宗一郎や岡本太郎などの著名人も常連客だったといいます。また江戸時代の蔵を伝統的な和室へと設えた「蔵座敷」など趣ある部屋も遠来の客を喜ばせています。

蔵座敷に眠る勝海舟の屏風

そんな部屋に飾られていたのが、勝海舟の屏風です。「うちの亡くなった主人が買ったもの」と大女将の喜久子さん(89)。値段は聞かされていなかったということで今回鑑定することになりました。屏風を見た海老澤典純鑑定士が対になるものがあるはずと指摘すると、その言葉通りにもうひとつが。改めて2つ屏風を見ることに。

そして海老澤鑑定士から告げられたのは「本物です」。ただ、シミが目立つなど保存状態があまり良くなかったこともあって、価値としては期待したほどではありませんでした。それでも状態が良ければ数百万の値がついてもおかしくないものと知り、喜久子さんも喜んでくださいました。

宇賀アナ、残雪の中で山菜採り

取材の日、西川町にはまだ雪が残っていましたが、山菜採りは始まっています。今回は名人とともに宇賀アナも山の中へ。そして探し続けること15分、フキノトウを見つけて「採ったど~!」。採れた山菜は塩漬けや天日干しにし、冬場でも食べられるようにしているそうです。

調理場には近隣の農家が育てたコゴミやウド、行者ニンニクなどが届いていました。宇賀アナが採ったフキノトウを調理してくれたのは悠美さんの夫で4代目の治樹さん(30)。芯の部分を一度素揚げし、細かく刻んで自家製味噌と合わせると「フキノトウ味噌」の出来上がり。

このフキノトウ味噌はごはんとの相性はもちろんですが、実はお酒にもおすすめ。宇賀アナにとって最後の「継ぐ女神」ということもあり、いつもよりゆっくりとお酒の味とともに味わうこととなりました。

経営者の経験をいかして宿を再生

「山菜採りツアー(日帰り)」1人25000円(税別)
「山菜採りツアー(宿泊)」1人35000円(税別)
※詳しくはお店にお問い合わせください
悠美さんは大学を卒業すると地元山形で広告代理店を経営していました。山菜料理の宿に嫁ぐことになったのは、経営のアドバイスを治樹さんが求めてきたことがきっかけでした。実は20年ほど前に宿の近くに高速道路ができた影響で、西川町は素通りされるようになり、客が激減、廃業寸前だったのです。

結婚して広告代理店を経営していた当時のノウハウを生かしていこうと悠美さんの奮闘が始まります。まず取り組んだのは、「出羽屋通信という形でお便りを出してみました」。年に3回、その時に採れる山菜や料理の情報に加え、周辺の観光情報など自ら記事を書きアピール。また店に来られないなら、山菜を送ってしまおうと、山菜料理を三段のお重に詰めた商品も提案したり、若い人にも興味を持ってほしいと「山菜採りツアー」などを企画。これらがあたり、宿は見事に再生を遂げたのです。

その姿に「頼もしいですよ」と治樹さん。「アイデアを出してそれを行動に移していく。とても感謝をしています」とこれまでの頑張りを労いました。

自信を持ってもっとアピールしましょ!

悠美さんの取材を通して宇賀アナの心に残った「女神の一言」は、「自信を持ってもっとアピールしましょ!」です。

どんなにおいしい山菜料理でも知ってもらわなくては意味がないと考えている悠美さん。積極的にアピールし、知ってもらうための努力は惜しまないと話してくれました。