エトセトラ

番組でお伝えした主な情報です。

2019.02.25放送

40代から差が出る 老化物質「AGE」ためない食事と生活習慣

「AGE」蓄積が関節痛や白内障に

『exAGEハンドブック(カロリー付)』
価格/1620円(税込)
発行元/一般社団法人AGE研究協会
監修/山岸昌一 医学博士
※よく食べる食品にAGEがどのくらい入っているかがわかる本です。
いまメディアなどで話題の「老化予防」。なかでも注目されているのが老化物質「AGE」です。なんと体内に蓄積したAGEによって、見えざる老化も明らかになるのだといいます。そこできょうのパネルコーナーは、AGE研究の第一人者である久留米大学医学部の山岸晶一教授をお招きして、お話を伺いました。

AGEとはタンパク質と糖が結合してできる物質のことで「終末糖化産物」といいます。作られる仕組みは、糖を取りすぎると身体の中で糖とタンパク質が結合しやすくなり、そこに体温の熱によって糖化反応が促進されることでタンパク質の劣化を招き、最終的にAGEになるのだといいます。そして、AGEが蓄積すると、細胞の柔軟性や弾力性が失われ、肌のシワや動脈硬化、ひざや股関節の痛み、さらには白内障や視力低下などの身体の老化につながるのだそうです。つまり、AGEは老化スピードを早める原因の一つと考えることができるわけです。

40歳を過ぎると差が出始める老化。山岸教授によればAGEの蓄積が大きく関係しているといいます。実はAGEを測定すると体内年齢がわかります。福岡で行われたAGEを測定するイベントでは、43歳の男性の体内年齢は73歳、61歳の女性のそれは90歳という結果に。実年齢と体内年齢の差が大きい場合は、食事や生活習慣の見直しが必要です。気になる方はAGE測定器がある病院などを調べて、測定してみるのもいいかもしれません。

AGEを溜めない食事法

老化物質「AGE」に対して、どのような対策があるのでしょうか。まず心掛けたいのは、AGEを身体にためない食事法の実践です。AGEは食品にも含まれているため、調理法によってコントロールすることも可能です。山岸教授によれば、高温になるほどAGEが多くなるため、「生→蒸す・ゆでる→煮る→焼く→揚げる」という順で食べ物のAGE量は多くなるそうです。ですから、牛肉を食べるなら、ステーキよりもしゃぶしゃぶのほうがおススメ。揚げ物を食べたいときは、揚げる前にレモン汁で下ごしらえするといいと山岸教授はいいます。クエン酸がタンパク質と糖が結びつくのを抑えるからだそうです。

また、食べ方の順番も影響するため、野菜などの食物繊維を最初に食べると血糖値の上昇を抑えることになり、タンパク質と糖との結合を減らせるといいます。

一方、生活習慣もAGEに関係しており、溜まる生活習慣として挙げられるのは「睡眠不足とストレス」だといいます。また、紫外線を浴びると肌のコラーゲンが傷つきAGEがたまりやすくなるため、これからの季節は要注意と山岸教授も話します。

現在はAGEを体内から排出する方法は研究中とのこと。まずはAGEをためない生活を心がけたいものです。