羽鳥慎一50の質問

番組を進行する羽鳥が、“時の人”に立て続けに50の質問を行い、 質問に答えて頂くなかで浮かび上がるゲストの方の性格やセンス、内面に迫るコーナーです。

26・1・27

羽鳥慎一50の質問 「黒柳徹子さん編」

黒柳徹子 さん

羽鳥慎一50の質問 「黒柳徹子さん編」


今回のゲストは、『徹子の部屋』放送50周年を迎える黒柳徹子さん。
衣装のこだわりや健康法、番組が長続きする秘訣などをお聞きました。



■「徹子の部屋」50周年!1万2500組以上が出演


羽鳥「許可を得てますので、ちょっとお邪魔したいと思います」
(ドアノック コンコンコン)
徹子「はーい」
羽鳥「お邪魔します。羽鳥です。」
徹子「どうぞお入りください」
羽鳥「あ、徹子さんお疲れのとこすいません。きょうはよろしくお願いいたします」
徹子「どうぞお座りください」
羽鳥「50周年おめでとうございます」
徹子「ありがとうございます」
羽鳥「すごいことだと思います」
徹子「あなた何年?」
羽鳥「いま、10年です」
徹子「10年か」
羽鳥「5分の1です」
徹子「大変ね、あと40年やらなきゃいけない」
羽鳥「あと40年。私95歳になります」
徹子「あ、そう。それすごいね。あなたの95歳なんて見たいわ、私」
羽鳥「ははは。いや本当に、50周年、素晴らしいことだと思います」
徹子「まあ、あっという間でした、でもね」
羽鳥「(質問1)50周年はあっという間ですか?」
徹子「うん。済んでみるとね、毎日毎日は結構長いなと思ったりするんですけど。長いっていうか、1日に3本、3本撮っているんですけど。その時はちょっと大変かなと思うんですけど、済んでみるとあっと来たなという感じですね。やっぱりね」
羽鳥「(質問2)そのペースはいかがですか?」
徹子「でもそれでずっと来ちゃってるから。別に特に大変だとも思わないし、いっぱいとも思わない。
まあそんなものだと思うので」
羽鳥「(質問3)継続ですね?」
徹子「継続ですね。もう本当に『継続は力なり』ってよく言うけど、そうだなと思いますよ」

徹子さんの軽快なトークが魅力の『徹子の部屋』。
これまで芸能界やスポーツ界など様々なジャンルから延べ1万2500組以上のゲストを迎えてきました。
“日本一のトーク番組”としてお茶の間に親しまれ、来週2日には、放送50周年を迎えます。

■貴重“徹子の楽屋” アクセサリー&衣裳のこだわり


羽鳥「(質問4)いつも楽屋での過ごし方はどういう感じですか?」
徹子「打ち合わせしたものを見たりとか、それから頭(ヘアセットを)やったりとか、顔ちょっと見たりとか、そんな程度。あと、お水飲んだぐらい。」


羽鳥「(質問5)このうさぎさんは?」
徹子「いろんなものを乗っけたりなんかして」
羽鳥「本当だ。サングラスとマスクと」
徹子「マスクと。そうなの。そんなのも置いたりとか」
羽鳥「(質問6)これはお気に入りのものなんですかね」
徹子「そうね。かわいいからね、不思議の国のアリスじゃないかと思ってるんだけど。かわいい」
羽鳥「(質問7)パンダなのかなと思ったらここはアリスなんですね」
徹子「こういう時にいちいちパンダがなくても私はいいです」

楽屋には色とりどりのアクセサリーが大量に。

羽鳥「(質問8)これ全部徹子さんのですか?」
徹子「私のものです。私のものと言っても、何十年の間にだんだんたまったものですけど」
羽鳥「すごいなぁ(質問9)これいつ決めるんですか? 」
徹子「ここ(楽屋)で」
羽鳥「あ!直前にここで決めるんですね」
徹子「そうそう。そうしないとお衣装もどんなのが来るかわからないじゃない」
羽鳥「(質問10)衣装のこだわりっていうのは、どういうところになりますか?」
徹子「えっとね、派手にあんまりならず。さりとてあんまり地味でもお客様面白くないじゃない。皆様見てらっしゃる方。だからまあ、ほどほど。でも時々ね、ベストテンやっていたころの私と間違えて『あんな派手な』とおっしゃる方がいるんですけど、それはね、ベストテンのときのイメージであって、ここ(「徹子の部屋」)の時はそんな派手なもの着けていないんですよ」

黒柳「これイギリス人の女の人が作ってくれた洋服なんです。かわいいレースがいっぱいついてて、私はとっても気に入ってますけど」

ロンドンのデザイナーが作る1点モノの衣装だけでなく、H&Mなどのファストファッションまで
幅広く着こなす徹子さん。
そこにはあるこだわりが…

羽鳥「(質問11)噂で聞いたのが一度着たお洋服は…」
徹子「はい、着ません。前に着たお洋服は着まいと」
羽鳥「着ない」
徹子「うん」

番組では、過去のVTRが流れることがあるため、被ることがないよう、同じ衣装は決して着ないそうです。



■情熱注ぐ番組作り 50年続ける“直筆メモ”


羽鳥「『徹子の部屋』の収録に際しては、徹子さんがメモを事前に時間をかけて作られて」
徹子「これ?」
羽鳥「これですよね」
徹子「これ、あなたのこと書いてある」
羽鳥「(質問12)あ、これ私のですか?」
徹子「そうですよ、そうですよ」
羽鳥「以前出させて頂いた時の。(質問13)これ取っていただいているということですかね?」
徹子「そうですね。全部取ってあります」
羽鳥「(質問14)今まで50年ありましたけど?」
徹子「そう、全部取ってあります」
羽鳥「えー!」
徹子「(メモ見ながら)えー、ハンサムなアナウンサーで第1位かと思ったら、いま2位になった」
羽鳥「ははは」
徹子「(メモ見ながら)勉強はいつやるか、政治のこといつ勉強するかとか書いてあって、家に帰ってお酒を飲みながら情報を得る。サウナに入っている時にお説教されて出られないこともある」
羽鳥「ありました」
徹子「(メモ見ながら)ふふふ。面白いね」
羽鳥「すごいですね。なんか表彰してもらっているみたいです」


ゲストを迎えるにあたり、その人のエピソードや情報をまとめたメモを作るなど、事前準備は怠りません。

羽鳥「(質問15)一人の方に対してどれぐらい時間をかけて作られるんですか?」
徹子「約1時間ですね。話を聞いて、書いて、それで納得して、それで(収録に)出るということよ」
羽鳥「(質問16)週に6時間~7時間かけてメモを作成?」
徹子「そのぐらい仕事ってあっていいじゃない。したって」
羽鳥「いやすごいなと。それを50年やってるわけですよね」
徹子「そうです。こういうことって大事なんじゃないかしらね」
羽鳥「そうですね」
徹子「だからこれを一回見るでしょ。本番の時はもう見ないですもんね。机に置いてあっても本番の前に見て、集中して。ずっとあなたはどういう方かなってこうやって」
羽鳥「(質問17)メモはもう見ずに、頭の中にしっかり入れている?」
徹子「そう。本番の時はね」



■テレビと共に70年 徹子さんが思う「今のテレビ」


羽鳥「(質問18)一人だけですよね。テレビ放送が始まった日から」
徹子「そう出てる」
羽鳥「出てる人。徹子さんだけですよね」
徹子「そうだ。多分そうだ」
羽鳥「すごいことですよ」
徹子「昭和28年?」
羽鳥「はい。1953年にテレビ放送が開始になって、その日から出てる人」
徹子「その日から出てましたから」
羽鳥「(質問19)どうですか、この70年間のテレビの変化というのは」
徹子「やっぱりね。いまの方が技術は昔に比べれば、そんなの(小型カメラ)あったりとか、いろいろありますよ。だけど…内容はどうですかね」
羽鳥「(質問20)今のテレビをどう感じますか?」
徹子「昔の方がみんななんか、もっと真剣にいろんなことを考えたりして」
羽鳥「(質問21)いまのテレビにもいいところはもちろんあると思いますけれども、やっぱり昔の良さとはまた違うところがあるという?」
徹子「そう。昔、もっとみんな一生懸命だったような気がする。テレビに出るということが。いま、わりとみんなそんなあんまり考えないで出たりしてる」
羽鳥「そうかもしれませんね。すごく重い言葉としてちょっと受け止めます」



■「徹子の部屋」50周年 普段は見られない豪華セット


羽鳥「さあ、では『徹子の部屋』のスタジオにお邪魔します。玉川さんとこういうような感じでお招きいただきまして、徹子さんがいるところに」
徹子「どうぞお座りください」
羽鳥「座らせていただくという。テレビじゃない反対側から見るとこういう感じになっております」
徹子「そうなんですよ。とっても殺風景なんですよ」
羽鳥「いやあのこういうところ、これ映していいのかな。なかなかこう見る機会がないと思うので。この角度で徹子さんとお話をさせていただいているということになります」
徹子「バラ見て、こんな大きいバラ見たことあります?」
羽鳥「『徹子の部屋』は生バラです」
徹子「そう生です」

羽鳥「放送では見えないんですけど実は隠れるところで、かわいらしいパンダちゃんが付いているティッシュボックスがある」
徹子「作っていただいて」
羽鳥「(質問22)これを作って下さったのが?」
徹子「五月みどりさんが作ってくださった」
羽鳥「(質問23)どういう経緯で作っていただいたんですか?」
徹子「五月みどりさんがこういうものを自分で作って、お教室を作ってらしたんでね、それでその時に私もお願いして、作って欲しいってお願いしたんですよ」
羽鳥「放送上はね、分からないところです。かわいらしいボックスがありますというところです」


羽鳥「(質問24)セットの小物を持ってきていいんですか?」
徹子「いいよ、持ってきて。もちろん」
羽鳥「いいですか。なかなかこの階段を上るっていうこともないと思う」
徹子「そう。そこまでは登れます」
羽鳥「失礼します。あ、かわいらしい。ちょっと触らせていただきます」
徹子「いいですよ。どうぞ。かわいいでしょ」
羽鳥「いやかわいらしいです。なかなか徹子さんの部屋をこんな自由に動けることもないと思うけど」
徹子「パンダ持ってね、かわいいね」
羽鳥「かわいらしいですね。裏も非常に細かいビーズの刺繍がありまして」
徹子「本当ね。お花とか蝶々とかあります。かわいい」
羽鳥「かわいらしいですね」
徹子「ねーパンダ」

1976年にスタートした『徹子の部屋』。
2011年に、同一司会者によるトーク番組の最多放送回数の記録を立てると、その後、さらに放送回数を重ね、2023年に3度目のギネス世界記録を更新しました。



■運動・食事 健康の秘訣公開 (驚)私生活


羽鳥「(質問25)健康で気にしているところは?」
徹子「よく寝る。よく食べる」
羽鳥「やっぱり睡眠ですか」
徹子「私は睡眠だと思いますね、人間って」
羽鳥「(質問26)何時間くらい寝られてるんですか?」
徹子「いま7~8時間か、9時間寝る」
羽鳥「(質問27)しっかり寝ることが基本?」
徹子「私は基本だと思います。人間ってね。だってね、寝てないと瞬発力、絶対出ませんよね。ゆっくりになっちゃって。だからやっぱりパッパッて人の話を聞いて理解するというのは、その速さにはやっぱり睡眠が一番だと」
羽鳥「(質問28)お食事はどうですか?すごくあの量を食べますよね」
徹子「いっぱい食べます」
羽鳥「(質問29)昔からですか?」
徹子「そう。子供の時 物がなかったじゃない。私、戦争の時に育ったから。なんとかしてお菓子を食べたいものだと思っても、お菓子なんかない時代に育ちましたから。いまだにそういう食べるものは好きですね。お菓子でも何でも」
羽鳥「(質問30)運動はどうですか?」
徹子「運動はね、いま週に2回、運動の方に家に来ていただいていろいろやってます。家の中で」
羽鳥「(質問31)一回どのぐらいの時間?」
徹子「1時間です」
羽鳥「一回1時間を週2回」
徹子「そう、2回」
羽鳥「(質問32)どういう運動をされているんですか?」
徹子「まあ部屋の中を歩いたりとか。あといろんな、(教えに)来る人によって違うんですけど、やっぱり指を動かしたりとか、何か体を動かしたりとか、(腕を動かしながら)それからいろいろやったり。ひひひ」
羽鳥「いろいろこう(マネする)」
徹子「やったりとか」
羽鳥「徹子さんがこうやって」
徹子「浮いてた?」
羽鳥「プカプカ浮いているという。あの浮き方もすごいバランスだなと思いましたよ」
羽鳥「(質問33)体幹が強くないと浮けないんじゃないかなと」
徹子「あれは、体幹とかなんかの問題じゃなくて、テレビで見てたら、インドの方が1年間練習してできるようになりましたと言って、こうやって浮いていたんですよ。あんな大変なものかなと思って。私プール行ってやってみたらすぐ浮けたんですよ」
羽鳥「はははははは」



■50年続く魅力 ゲストに“絶対しないこと”


羽鳥「(質問34)『徹子の部屋』という一つの番組が、なぜ50年も続いているのか?」
徹子「ま、テレビ朝日も気が長い」
羽鳥「はははははは」
徹子「それでしょ」
羽鳥「テレビ朝日の気が長い」
徹子「だってそうでなきゃ続かないでしょ」
羽鳥「いやでも気が長いだけでは、やっぱりテレビ朝日も50年は続けないと思うんです。
(質問35)やっぱりこの番組の何か50年続く魅力があると思うんですけど。徹子さんは何だと思われますか?」
徹子「『徹子の部屋』と言うぐらいですから、やっぱりそこに徹子がいたことでしょうね。セツコでもなくミツコでもなく」
羽鳥「徹子だった」
徹子「徹子がいたってことだと思いますけど」
羽鳥「どういうことですか」
徹子「いずれにしましても運よくこうやって続けてきて、中には戦争にいらした方もいらっしゃったので、
50年前っていうとね。だから日本のそういった歴史でもあり、芸能界の歴史でもあり、俳優の歴史でもあるってことですかね」
羽鳥「(質問36)ゲストの方を迎える時に、『徹子の部屋』でこれだけは絶対にやるのはやめようということは?」
徹子「スキャンダル。その方が例えばどなたかと噂があって、でもあんまりにも噂になっているとき、話さないと不自然というときは、だいぶ見計らって私は話するときは話しますよ。要するに、居心地が悪くなると、人間は話せることも話せなくなるってことあるじゃないですか」
羽鳥「はい」
徹子「だからやっぱり居心地よくいていただいて、それでお話しいただけるものなら何かお話していただいて、それでお帰りいただくと」
羽鳥「(質問37)人間として大事なことってどういうことだなっていうふうに感じられます?」
徹子「そうね…正直なこと。やっぱりその人が正直であるかどうかということが、随分その人を素敵に見せるかどうかで決まってくると思います」



■徹子さんが思う「幸せ」 100歳の自分へ


最後に、徹子さんにとっての“幸せ”について聞きました。

羽鳥「(質問38)徹子さんが考える幸せというのはどういうことでしょう」
徹子「やっぱりね、思い煩うことがないこと。家に病気の誰かがいるかとか、例えば子どもがいて、子どもがどこか悪いとか。自分ではどうしようもないという悲しみみたいなものがないのがいいわね。相手に重荷を背負わせるのも嫌じゃない?」
羽鳥「はい」
徹子「だから私、独身でいるのかもしれないです。考えたら。これで夫がいたり子供がいたりしたら、私できないもんね、こういう仕事」

羽鳥「まだこれから『徹子の部屋』は、どんどん続いていくと思うんですけども、
(質問39)これからこういうことやってみたいことはありますか?」
徹子「そうだな…。こういうことやってみたい…。やっぱり、もうちょっとズバズバ聞いてみたい」
羽鳥「(質問40)もうちょっとズバズバ聞いてみたいですか!?」
徹子「うん。私ね、90歳にもなったら相当ズバズバ聞けると思ったんですけど、やっぱりダメです。ダメなもんですね。やっぱり90歳じゃ」
羽鳥「(質問41)90歳じゃダメですか!?」
徹子「私ダメです。まだ聞けないね。これ100歳になんなきゃ、ちょっと聞けないと思ってます」
羽鳥「うわー、深すぎます言葉が。あとはもう、100歳になった時の徹子さんを日本中が楽しみにしていると思います」
徹子「100歳だったらいいと思う。『答えてください。私100歳ですから』って」
羽鳥「はははははは。それは強いワードですね」