がんの正しい知識を知ろう!第5弾 最善のがん治療を選択するために-
- 開催日時
- 2026年2月1日(日)13時半~18時
↓↓ 視聴は、こちらのHPから。↓↓
※ABEMA 、ANNニュースチャネルでもご覧いただけます。
【ABEMA】https://abe.ma/43YP0Ki
【ANNnewsCH】https://youtube.com/live/5SWHz5crkN8
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2026年2月8日(日)13:00~13:55 放送 |
抗がん剤治療は日進月歩で開発されています。最善のがん治療を選択をするためには、どのような治療があるのか、そこに辿りつくにはどうすればいいのか。
世界をリードし、地域に貢献する医師たちが、最新治療の現状や医師との相談について、正確な情報をお伝えします。
第1部:最善の治療を受けるにはー遺伝子パネル検査でがんの特性にあう治療とは 地方でも可能に
第2部:乳がん 年々進化する治療法 再発診断が負担を減らす
第3部:大腸がん 選択肢が広がりより長く生きられる治療に
第4部:肺がん より長く根治を目指す治療へ 医師への相談方法も助言
<登壇者>

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国立がん研究センター東病院 吉野孝之副院長 国際臨床腫瘍科長 医薬品開発推進部門長
日本癌治療学会理事長 【プロフィール】
がん治療で世界をリードする。2022年6月、がん治療を最も進化させた医師として世界のトップ4に選ばれる(ASCOプレナリーセッション)。日本人初。
遺伝子治療、予防・再発診断、製薬開発など、世界で一番早く患者さんに有望な薬を届けるための新規治療の開発に取り組む。また、正しい情報を届けるための啓発活動にも力を入れる。
防衛医科大学校卒業後、防衛医科大学校病院・国立がんセンター中央病院での研修を終え、国立がん研究センター東病院へ。2007年より、国立がん研究センター東病院にて現職の消化管内科へ。大腸がんが専門。国内外のガイドライン委員長やがんプレシジョンメディスン実現に向けた最先端の挑戦、SCRUM-Japan MONSTAR-SCREEN等の代表を務める。
【メッセージ】
がん患者さんをとびっきりの笑顔にする、これが私のモットーです。この国に生まれたがん患者さんがこの国に生まれて良かったと思える未来を創るため、誰よりも泥水すすって率先垂範しています。できないとは絶対言わない、考えて、考えて、できるようにすれば良い、だからあきらめないで、一緒に頑張りましょう。

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梅宮アンナ
【プロフィール】
1972年8月20日生まれ 東京都出身 19歳よりファッションモデル・タレントとして活躍。2024年8月、乳がんの『浸潤性小葉がん』ステージ3であることを公表。抗がん剤治恭則療や右胸の全摘出手術、放射線治療などを受け、現在は投薬治療へ。『標準治療』を選択したこと、抗がん剤の副作用や治療のつらさなど自身の闘病生活についてリアルな想いをSNSで発信、多くの反響がある。また2025年には出会って10日後に結婚し、人生の新たな章を歩み始めている。
【メッセージ】
がんと向き合う毎日は本当に心も体も大変だと思います。私自身も不安に押しつぶされそうになることがあります。でも、そんな中でも“生きたい”“笑いたい”という思いは必ず自分の中にあります。その思いを信じて、焦らずに自分のペースで歩んでいきましょう。私も一緒に同じ空の下で頑張っています。

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三重大学医学部附属病院 ゲノム医療部・ゲノム診療科 奥川喜永教授
【プロフィール】
地域におけるがんゲノム医療や遺伝医療の提供体制の構築に取り組む。専門は消化器がんの治療であり、特に大腸がんにおけるがん薬物療法の提供や、栄養支持療法の開発にも注力している。
大腸癌における遺伝子関連検査等のガイダンス作成委員のほか、遺伝性腫瘍のガイドライン作成にも携わり、様々な学会の評議員や委員会なども兼務。消化器外科専門医、がん薬物療法専門医、臨床遺伝専門医、緩和医療専門医。三重大学医学部卒。
【メッセージ】
がんと闘う患者さんやご家族の方に、地方において、少しでも最新の医療を提供できる窓口になるよう、微力ながら尽力しています。患者さんが、その人らしく、がんの治療をしながらも過ごしていただけるようにしたい、そのためにどんな治療が一番いいのか?そういったことを、患者さんやご家族と毎日相談し続けることを大切に、日々の診療に従事しています。一期一会、これが自分の座右の銘です。多くの患者さんやご家族の方とお会いする限られた時間の中で、その患者さんやご家族との出会いを大切に、最新治療の提供に尽力していきたいと思います。がんという病気と一緒に闘いましょう!

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がん研究会有明病院 乳腺センター乳腺外科 片岡明美医長
トータルケアセンター患者家族支援部部長・地域連携室長、栄養管理部部長 【プロフィール】
佐賀医科大学を卒業後、九州大学第二外科、九州がんセンター乳腺科等で研鑽を積み、2015年よりがん研究会有明病院へ。整容性に配慮した手術だけでなく、治療後のサバイバーシップ支援にも力を入れており、患者さん自身が自分の治療遂行に主体的に関わる「患者参画型の新しいチーム医療」の体制つくりに取り組む。
認定NPO法人乳房健康研究会副理事長、認定NPO法人ハッピーマンマ理事。
【メッセージ】
乳がん治療は年々進歩し、乳房温存術や乳房再建など手術の選択肢が広がってきました。
また、薬物療法の前に卵子や受精卵を凍結しておくことで、治療後に出産される方も増えています。遺伝子検査ではもう片方の乳がんや卵巣がんの発症リスクを知って「予防的切除」を選択することもできる時代になりました。
大切なのは「自分の人生をどう生きたいか」を中心に考えること。その思いを尊重しながら、治療と生活の両面から一緒に歩んでいく医療を目指しています。

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高知大学医学部付属病院 がんゲノム医療センター 佐竹悠良センター長
【プロフィール】
大腸がんをはじめとする消化器がんを中心に、がん種を横断して診療・研究・新規治療の開発に取り組む。患者さん一人ひとりに最適な治療を届けることを大切にし、国内外の研究チームとも連携。高知県で日本初となる遠隔診療を活用した点滴治験治療を導入するなど、地域から世界へとつながるがん医療の発展に貢献している。
兵庫医科大学卒業後、神戸市立医療センター中央市民病院、国立がん研究センター東病院、関西医科大学などを経て、2011年より高知大学医学部腫瘍内科学講座初代教授。
【メッセージ】
大腸がんの治療は、薬や治療技術の進歩により、選択肢が広がり、より良く、より長く生きられる時代になりました。大切なのは、最新の情報を正しく理解し、自分に合った治療を一緒に考えることです。私たちは、患者さんとご家族が希望を持って前に進めるよう、全力で支えてまいります。一歩ずつ、ともに歩んでいきましょう。

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JA秋田厚生連 秋田厚生医療センター 呼吸器内科 守田亮科長
【プロフィール】
2017年より国立がん研究センター中央病院呼吸器内科に勤務する。研鑽を積む中で多くの患者団体や日本対がん協会と共同し患者・家族の支援活動にも尽力する。2019年より秋田厚生医療センター呼吸器内科に勤務。2023年より肺癌診療ガイドライン作成委員、肺がん医療向上委員、ペイシャントアドボカシー委員などに所属している。
【メッセージ】
癌治療の一番の目標は『元気に自分らしく生きていくこと』です。治療の進歩に伴い多くの治療選択肢がある中で、正しい治療の知識をもち、自分の価値観や希望、生き方を十分に考えながら治療方針を医療者と相談していくことが大切です。それが最善の治療選択につながる道になると思います。

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九州大学病院先端医工学診療部(消化管外科) 沖英次教授
【プロフィール】
医学・工学・生物学を融合し、遠隔手術や周術期治療における世界最先端の研究開発を推進している。米国、欧州をはじめとする多数の国際学会で、日本を代表して遠隔手術の講演を行う。2024年2月には、米ホワイトハウスや学会関係者を前に日本の現状を報告。2025年には国際的な遠隔手術指導の実現に向け、モンゴルでリアルタイムの遠隔手術指導デモを行った。
2026年2月末には米国で開催される遠隔手術の国際ガイドライン委員会に出席予定。
九州大学卒、米国ハーバード大学留学後、複数の病院勤務を経て現職。
【メッセージ】
私は外科医ですが、「手術が唯一の最善のがん治療法」とは考えていません。薬物療法や放射線治療などの全身治療を組み合わせることで、患者さんにとってより良い結果が得られると信じています。
手術は、できる限り正確に、そして最小限の侵襲で行うことが理想です。その一助として、遠隔でリアルタイムにアドバイスを受ける技術も発展しています。
すべてのがんが治癒できる未来を目指し、最先端の治療法開発に情熱を注いでいます。

