がんの正しい知識を知ろう!第4弾 世界をリードする医師たちが勢ぞろいする ーがん克服へ 患者の皆様とともにー
- 開催日時
- 2025年2月1日(土)13:30~18:00
↓↓ 視聴は、こちらのHPから。↓↓
※ANNニュースチャネル、ABEMAでもご覧いただけます。
【ANNnewsCH】https://youtube.com/live/wPLiZtUh8uc
【ABEMA】https://abe.ma/3ZD2x8r
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2025年2月8日(土)15時~15時54分に特番が放送されました。 ↓↓視聴はこちらから↓↓ |
世界トップレベルの医師たちが勢ぞろいし、最新のがん治療を分かり易く解説します。
抗がん剤治療は日進月歩で、新たな治療法が開発され大きく改善しています。
外科手術も高度で安心な手術を受ける機会が広がっています。
そして、患者様やご家族がどこに相談すればいいのか、正しい医療情報にどうやってアクセスできるかを取り上げます。
また若い世代にもがんについて理解を深めてもらう取り組みもご紹介します。
後援:日本癌治療学会
<登壇者>
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国立がん研究センター東病院 吉野孝之副院長 医薬品開発推進部門長
日本癌治療学会理事長 【プロフィール】
がん治療で世界をリードする。2022年6月、がん治療を最も進化させた医師として世界のトップ4に選ばれる(ASCOプレナリーセッション)。日本人初。
遺伝子治療、予防・再発診断、製薬開発など、世界で一番早く患者さんに有望な薬を届けるための新規治療の開発に取り組む。また、正しい情報を届けるための啓発活動にも力を入れる。
防衛医科大学校卒業後、防衛医科大学校病院・国立がんセンター中央病院での研修を終え、国立がん研究センター東病院へ。2007年より、国立がん研究センター東病院にて現職の消化管内科へ。大腸がんが専門。国内外のガイドライン委員長やがんプレシジョンメディスン実現に向けた最先端の挑戦、SCRUM-Japan MONSTAR-SCREEN等の代表を務める。
【メッセージ】
がん患者さんをとびっきりの笑顔にする、これが私のモットーです。この国に生まれたがん患者さんがこの国に生まれて良かったと思える未来を創るため、誰よりも泥水すすって率先垂範しています。できないとは絶対言わない、考えて、考えて、できるようにすれば良い、だからあきらめないで、一緒に頑張りましょう。
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国立がん研究センター東病院 肝胆膵内科 池田公史科長
【プロフィール】
熊本大学卒業後、国立がんセンター中央病院へ。レジデント、チーフレジデント、スタッフを経て、2008年より、国立がん研究センター東病院にて肝胆膵内科へ。
肝臓がん、胆道がん、すい臓がんや神経内分泌腫瘍の患者により良い治療を提供するために、さまざまな薬物治療の開発に取り組んでいる。
また、肝胆膵領域の悪性腫瘍や神経内分泌腫瘍など、様々な学会のガイドライン委員や抗がん剤の適正使用委員も兼務する。
【メッセージ】
難治がんと言われる肝臓がん、胆道がん、すい臓がんも、治療の効果の高い薬が開発され、日常診療に導入されています。最近は、分子標的治療薬や免疫チェックポイント阻害剤と言われる新しい治療も導入されてきています。さらに、すい臓にできる腫瘍に対して放射線を使った薬剤が開発されました。点滴で投与するだけで腫瘍に到達して取り込まれ、
腫瘍細胞の内部から放射線で治療することができる新しい治療法です。治療効果も高く、副作用も少ないのが特徴です。この方法は、近年注目され、様々ながんに対しての治療開発が始まっています。
私たちは、患者さんに少しでもいい治療を行いたいと、日々、努力しております。
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四国がんセンター 消化器内科 仁科 智裕科長 がんゲノム医療センター部長
【プロフィール】
四国がんセンターにて、がんゲノム医療部長および院長補佐(がん化学療法担当)を務め、患者さん一人ひとりに適した治療提供を目指して診療の改善に取り組む。専門は消化器がんの治療であり、胃がんの新規薬剤治療の開発にも注力している。患者さんに正確な医療情報を届けるとともに、医師もその責任を果たすための胃癌治療ガイドラインの作成委員を務める。がん薬物療法専門医でもある。岡山大学医学部卒。
【メッセージ】
転移や再発など切除が難しいがんにおいても、近年は治療の選択肢が広がり、長期生存を目指せる時代になってきました。私たちは常に最新の治療法と知識を取り入れ、患者さんそれぞれに最適な治療を提供できるよう努めています。皆さまが希望を持って歩み続けられるよう、全力でサポートいたします。ともに未来を目指していきましょう。
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国立がん研究センター東病院 血液腫瘍科 湯田淳一朗医長 先端医療科/医薬品開発推進部 血液腫瘍治療開発推進室室長
【プロフィール】
2017年より国立がん研究センター東病院 血液腫瘍科へ。ピボタル試験に加えて、先端医療科チームと協調し、早期相の医薬品や免疫細胞療法などの開発に尽力。2022年5月より、医薬品開発推進部門医薬品開発推進部血液腫瘍治療開発推進室を兼務し、造血器悪性腫瘍(血液がん)領域の、新薬開発、ドラッグラグ解消、プレシジョンメディシン実現に向けて、研究・開発をおこなっている。
2012年 九州大学医学系学府医学専攻 博士課程
【メッセージ】
世界の医薬品開発の潮流を見極めながら、日本の血液がんの患者さんに、最新の診断法、治療法・治療薬を届けることを目標に、研究開発をおこなっております。血液がんの治療の開発は日進月歩であり、既存の抗がん剤治療や移植治療に、分子標的薬、免疫・細胞治療などが加わり、血液がんの患者さんの治療成績は改善しています。がんの遺伝子異常やプロファイリングに基づいて、血液がんの患者さんへより効果が期待できる治療選択肢をご提供したいと考えております。1人でも多く日本の血液がんの患者さんのご病気が良くなるよう尽力して参ります。
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国立がん研究センター東病院 伊藤雅昭副院長 大腸外科長 先端医療開発センター 手術機器開発分野長
【プロフィール】
大腸がんに対する内視鏡手術の経験は2000例を超え、日本のみならず海外の病院での豊富な手術経験をもつ。特に従来であれば難しいとされた肛門温存手術の経験値は日本最多を誇る。医療機器開発分野でも日本のトップランナー。人工知能を応用した外科領域の研究開発、またスタートアップをおこし手術支援ロボット「ANSUR」を開発。昨年度から本格的にロボットを使った手術が行われ、他病院でも広がっている。
国立がん研究センター東病院におけるNEXT医療機器開発センターを主導し、臨床的な価値を追い求めた様々な医療機器開発を行ってきた。
千葉大学医学部を卒業後、外科医人生のほとんどを国立がん研究センター東病院の大腸外科で過ごす。その後2015年に大腸外科長、2022年に副院長、医療機器開発推進部門長となる。
【メッセージ】
手術と聞くと何か怖いイメージがある方もいまだに多いのではないでしょうか。ただ、この30年でとても手術は大きく進化しています。昔であれば残せなかった様々な機能を残しながら、よりやさしく治療できるように変わってきています。そして新しい医療機器を開発することにより今までできなかった未来の治療を創造したい、これが僕の夢です。
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九州大学病院 先端医工学診療部 沖英次部長 九州大学大学院 消化器・総合外科 准教授
【プロフィール】
医学・工学・生物学を融合し、遠隔手術や周術期治療における世界最先端の研究開発を行う。米国、欧州などの多数の学会で、日本を代表して遠隔手術の講演を行う。2024年2月には、米ホワイトハウスや学会関係者を前に行った。10月にはみずから開発した新システムを使い遠隔手術指導を行い成功に導く。
九州大学卒、米国ハーバード大学留学後、複数の病院勤務を経て現職。
【メッセージ】
私は外科医ですが、手術が唯一無二の最善のがん治療法だとは考えていません。手術は可能な限り正確に、そして最小限の侵襲で行うことが理想です。その上で、薬物療法や放射線治療などの全身治療を組み合わせることが、患者にとって最良の結果をもたらすと信じています。私は常に、そのための最適なアプローチを模索しています。すべてのがんが治癒できる未来を目指し、治療法の開発に情熱を注いでいます。
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日本癌治療学会 認定がん医療ネットワーク 村上利枝シニアナビゲーター
【プロフィール】
35歳の時に子宮頸がん、49歳で乳がんに罹患。子宮頸がんの時は告知もなく、子どもも小さくがんの不安におびえた。乳がんの時は再手術となり、心配のあまり実母が脳梗塞で倒れ、退院と同時に親の看病に。がん闘病を乗り越えたことで、今は、多く方々に感謝し、ピアサポート&ナビ活動を行っている。
2017年に日本癌治療学会認定シニアナビゲーター、2018年に認定心理士を取得。
ナビWG副委員長。神奈川県がん対策推進審議会委員ほか多くのがんサポート委員を務める。
【メッセージ】
人生は長い道のりです。楽しいことも辛いこともたくさんあります。思いもよらず「がんの告知」を受け、どうしていいのか不安でいっぱいのあなた。がんを抱えながら子育てや親の介護で、少し疲れたあなた。私もそんな時がありました。一人で乗り越えられなくても、そばにいる認定ナビゲーターやピアサポーター、誰かに声をかけてください。あなたが新たな一歩を踏み出すまでお手伝いをします。あなたが未来の自分自身に向かって歩けるまで。
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認定NPO法人 deleteC 山口恵子理事
【プロフィール】
2019年2月、deleteC発足直後にdeleteCのアイデアと想いに共感し、広報コミュニケーションの専門家として参加。2021年5月に理事に就任。
企業広報としてキャリアを積んだ後、2019年に独立。グローバルブランドやDX等のPRに関わるほか、2020年に厚生労働省の国民向け広報参与。健康危機、差別・偏見防止、女性の雇用支援等に取り組む。現在、ブランディングや企画運営、リスクコミュニケーション、人材育成等も担う。中央大学卒。
【メッセージ】
「みんなの力で、がんを治せる病気に」
deleteCが掲げているミッションです。活動をはじめて5年が経ちました。ふだんの暮らしの中で、誰もが参加できるカジュアルソーシャルアクション(CSA)をきっかけに、がんに対して「自分にもできることがあった」と市民や企業が立場や世代を越えてがん治療研究の応援に参加できるよう、寄付と啓発で後押しをしています。
この応援の輪を広め、1億人が関われる仕組みをつくり届けることで、がん治療研究という“希望の種”を社会全体で応援できるよう根付かせていきたいと思います。