“千葉県内で働く障がい者の仕事に光を当てる!”をモットーに「はーとふるメッセ実りの集い」は、障がい者の働く姿とその成果を広く社会にアピールし、優れた製品と活動に対して「はーとふるメッセ・オブ・ザ・イヤー」の称号を贈っています。3月9日(土)幕張メッセ国際会議場[コンベンションホール]にて第4回が開催されました。会場には製品の販売や展示などのブースが設置され、エントリーした事業所の関係者を含めて1,000名を超える入場者がありました。
製品部門は年々エントリー数が増加し、カテゴリーⅠの“食品”は昨年より14点増えて57点、カテゴリーⅡの“非食品”は15点増えて58点となり、目標の合計で100点を大きく上回りました。2月6日(水)と7日(木)に行われました審査会では、地産地消とエコや斬新さ等々創意工夫に審査員の厳しい目と共に温かい目が注がれました。また、事業所利用者の関わり方も問われ、コンプライアンスの不適格な製品に対する指摘もありました。
当事業団は製品部門に<テレビ朝日福祉文化事業団大賞>を贈呈しています。
*おことわり
「はーとふるメッセ・オブ・ザ・イヤー2012」製品部門<テレビ朝日福祉文化事業団大賞>は、
平成28年1月22日自主返上となりました。
http://www.jusan-kassei.or.jp/files/event/event_0381.pdf
販売部門の<千葉ロッテマリーンズ大賞>は、「ピッツァリアオソロク・石窯パン工房オソロク倶楽部」が、外と内の取り組みを評価されて受賞しました。外の理由[木をふんだんに使った施設が温かく、時間が経過しても古くならない建物のデザイン設計が素敵。また、庭の花を眺めながら、小鳥の声が響いて気持ちよい外のテラスで食べるピザはちょっとした非日常を味わえる]。内の理由[自家製の素材を生かしたメニュー、商品が多くあって素晴らしい。また、お客様を受け入れる姿勢が徹底されており、利用者の方が責任を持って生き生きと働いている姿に感銘を受けた。なお、「『食べログの千葉県:ピザ部門』では一般店舗を差し置いてランキング1位を獲得」しており、千葉県のモデル店舗として相応しい]。
その他、両部門でそれぞれ奨励賞と審査員特別賞の授賞がありました。受賞した事業所はいずれもバンザイをして喜びを分かち合い、会場に備えられたカメラへ向かって手を振る利用者の皆さんが正面の大型モニタに写し出されました。事業団からは、受賞の11事業所へ各々オリジナルウインドブレーカー5着とオリジナルトートバック5つを贈呈しました。
当事業団は、この集いのモットーに賛同し、障がいのある人もない人も共に生きる地域社会の実現を目指して毎回後援しています。
日時: 平成25年3月9日(土) 11:00~16:00
会場: 幕張メッセ国際会議場 コンベンションホール(千葉市)
主催: 千葉県・千葉県障がい者就労事業振興センター
後援: 千葉ロッテマリーンズ・テレビ朝日福祉文化事業団 他多数
この「ハンディスキー全国親善大会」は、身体に障がいがある方と、そうでない方が共にスキーを通じて競い合い、楽しみ合う中で、お互いの理解を深め、肉体的・精神的にも障がいを克服する意欲を養い、潤いのある豊かな生活の向上を目的とします。本年は全国から86名の選手、地元ボランティア20名が参加。群馬県みなかみ町・宝台樹(ほうだいぎ)スキー場・白樺ゲレンデで熱戦を展開。前日の天気予報では、2月2日の大会当日は雨。しかし気温10度、快晴、無風、春スキーを思わせるような絶好のコンディションとなりました。
宝台樹スキー場の自慢はパウダースノー。日本海側からの雪が、谷川岳を越える際、湿気が飛び、パウダースノーになるとか。また、フラットの1枚バーンで、カービング技術を磨くには最適なコース。谷川連峰の絶景が見渡せる、標高920mのスタート地点は斜度25度。平均斜度20度、およそ310mの直線コースで、初級・中級・上級・ゲストメーションに分かれて大回転競技が行われました。レースは、同じコースを2回滑り、タイム差が一番少ない人が優勝となります。
初級クラス優勝
工藤 美香(山形) タイム差 0.64秒
中級クラス優勝
清水 麗子(群馬) タイム差 0.39秒
上級クラス優勝
高橋 照夫(愛知) タイム差 0.03秒
ゲストメーションクラス優勝
吉岡 雅裕 (岡山) タイム差 0.61秒
ハンディにもめげず、人生を前向きに生きる方々のレースは、多くの人々に大変な感動を与えました。日頃の練習の成果を試し、達成感を味わい、選手同士の旧交を温め、新たな輪を広げるこの大会は、来年の岡山大会へと引き継がれます。
日時: 平成25年2月1日(金)~2日(土)
場所: 群馬県みなかみ町 宝台樹スキー場
主催: テレビ朝日福祉文化事業団、日本身体障害者スキー協会
共催: 特定非営利活動法人、日本障がい者スキー連盟(SAJD)
後援: みなかみ町教育委員会、みなかみ町社会福祉協議会、群馬県スキー連盟、他
協賛: (株)ドクターシーラボ、他
この大会は国内視覚障がい者柔道、最高峰の大会で、成績優秀者の多くがパラリンピック、世界選手権大会に出場し、常に好成績を収めています。
今大会にはロンドン・パラリンピック100kg超級で見事、金メダルを獲得した徳島の正木 健人 選手も出場。大会に花を添えました。
男子優勝 | |
60kg級 | 平井 孝明 (熊本県 30歳 三段) |
66kg級 | 藤本 聰 (徳島県 37歳 四段) |
73kg級 | 高橋 秀克 (埼玉県 42歳 四段) |
81kg級 | 初瀬 勇輔 (東京都 31歳 三段) |
90kg級 | 加藤 裕司 (埼玉県 34歳 四段) |
100kg級 | 松本 義和 (大阪府 50歳 四段) |
100kg超級 | 正木 健人 (徳島県 25歳 三段) |
シニア | 青木 裕 (東京都 54歳 四段) |
無段者 | 山口 凌河 (茨城県 15歳) |
女子優勝 | |
57kg以下級合同 | 田中 亜弧(東京都 23歳 初段) |
都道府県対抗団体戦 | |
優勝 | 徳島県 |
2位 | 大阪府 |
3位 | 埼玉県 |
日時: 平成24年11月25日(日)
場所: 東京・文京区 講道館
主催: NPO法人 日本視覚障害者柔道連盟
後援: 厚生労働省、東京都、全国盲学校長会、テレビ朝日福祉文化事業団、他
このコンサートは、障がいを克服して音楽の道を究めているアーティストの方々を支援しています。そして、音楽家を目指す若きチャレンジド(積極的な社会進出を目指す障がい者)が夢や希望を持って、その才能を遺憾なく発揮させる世界を実現するための“場”づくりと共に、その演奏を通して“チャレンジする”ことの素晴らしさを全ての皆さまと共有するのを目的としています。今年で4回目となります。
当日は爽やかな秋晴れに恵まれ、素晴らしいコンサートになりました。視覚障がいや身体障がいをお持ちの方々が多く鑑賞され、また健常者の皆さまにも多数ご来場頂きました。後述の通り、皆さまから感想・感謝のお言葉を多数頂戴しております。ご来場の皆さまは、心豊かに満足してお帰りになられたことと思います。
スペシャルゲストとしてお迎え致しましたヴァイオリニストの川畠成道さんによる繊細で美しい音色は、多くの観衆を魅了しました。そして、今回初めてご出演頂きました若手演奏家は、川畠さんと同様に視覚障がいをお持ちのお三方で、筑波大学附属視覚特別支援学校非常勤講師でもあるフルート奏者の綱川泰典さん、コンサートの出演やゴスペルクワイアーに所属して演奏活動をしているピアニストの常瑠里子さん、社会福祉法人日本演奏連盟主催「新進演奏家育成プロジェクト オーケストラシリーズ」のオーデションに見事合格しました声楽家の山内さおりさんです。社会人楽団のムジークフェライン室内楽団には、昨年に引き続きご出演をお願い致しました。
来年度もこの「トゥレヴァン コンチェルト」を鋭意企画しており、広く福祉活動に貢献していく所存でございます。今後とも変わりませぬご支援を賜りますようお願い申しあげます。
【ご来場者様の感想・感謝のお言葉抄録】
◆コンサートを全て拝聴できましたことは感無量です。私は1部・2部・3部それぞれ異なった感情が込み上げていました。1部のショパンピアノ演奏早々に涙し、2部のムジークフェライン室内楽団の演奏では元気を貰い、そして3部川畠さんのヴァイオリン演奏では何故か孫のことが脳裏をかすめ、将来はヴァイオリン奏者に……等、様々な思いが込み上げてのコンサート鑑賞となりました。ありがとうございました◆素敵なコンサートをありがとうございました。川畠さんはさすが、圧巻ですね~。アンコールが聴きたかったです(笑)。障がいのある方たちが当然なことですが、生き生きしているのが新鮮でした。とても良い機会でした。改めてありがとうございます◆「トゥレヴァン コンチェルト」のご招待いただき、ありがとうございました。全体を通してどの曲も親しみやすく、楽しい演奏会でした。特に川畠さんの演奏が素晴らしく感動しました。また、会場から駅に向かっているときにも「新聞広告で、川畠さんが載っていたから応募したのよ」と話されているのを聞き、川畠さんの人気の高さを感じました
◆[山内さおり]歌:若さがあり、丁寧に歌われていまして、これからもっと伸びるのではと期待を持ちました。頑張ってください。[綱川泰典]フルート:フルートの音色が繊細でとても美しく感動いたしました。ここまでに到達するまでのご苦労を感じました。川畠成道様の演奏は何度聞いても感動です。特にアヴェ・マリアは素晴らしく、心を打たれ、癒されます◆(点字のお便り)先日は、トゥレヴァン コンチェルトのチケットをくださり、ありがとうございました。とてもすばらしい演奏で夢中になって聴くことができました…中略…どれもすばらしく1つにしぼって感想を書くことはとても難しいのですが、今回の演奏で心に残っているのは「愛の挨拶」、「G線上のアリア」、「愛の喜び」です…中略…3曲とも生演奏で聴くことができて本当に感動しました。私は(筑波大学附属視覚特別支援学校高等部)音楽科で声楽専攻です。山内さんの歌を聴き、私もこのようなきれいな声で歌えるようになり、堂々と歌えるようになりたいと思いました。歌をたくさん歌って練習し、いま出せないような声をいつか出したいと思いました…後略…◆トゥレヴァン コンチェルトでは、よいひとときを過ごさせていただきました。ありがとうございました。※なお、この方より「こころの樹」へ[障がい者福祉]としてご寄附頂きまして、ありがとうございました◆2年ぶりにお邪魔しました。素敵なコンサートありがとうございました。私は視覚しょうがいの方と一緒でしたが、2点ほど、今後につながればと思い、意見です…中略…演奏者がどんなお召し物なのか説明があってもと思います。特に女性は素敵なドレスでしたし、会場内がざわつかないためにも、簡単にお願いできれば、視覚しょうがいの方もイメージがさらにわき、楽しい会になれると思います。もちろん、演奏者が拒否されれば別です。2点目は、帰りの駅までのアクセスを困ってらっしゃる視覚しょうがい者の方が多かったです。ついては、帰りのことも想定した誘導ボランティアの方を増員されたほうがと思います…後略…◆他、多数のお言葉を頂きまして、ありがとうございます。
日時: 平成24年10月13日(土)15時~17時15分
場所: メルパルクホール
主催: テレビ朝日福祉文化事業団
共催: 東京六本木ライオンズクラブ・東京原宿ライオンズクラブ
後援: 港区・港区教育委員会・東京都社会福祉協議会
協力: 日本郵政グループ労働組合 東京地方本部
テレビ朝日福祉文化事業団では毎年、資金不足や公的資金援助では充分とはいえない、障がい者の皆さまの働く小規模作業所に対し、わずかでも環境改善や作業、事業の効率アップに繋がることを願って施設の運営に必要な器具、設備の助成を行なっています。今年度は26件のご応募があり、検討、審査の結果11件の作業に対して設備助成を行いましたのでご報告いたします。
当事業団では平成5年度から障がい者の皆さんが働く小規模な作業所に対して設備助成を実施し、今年度で20回目になります。今年度は、ご応募期間は2012年4月~6月末日として、1事業施設に対して30万円以内で支援をさせていただきました。5年以内に当事業団からの助成を受けた施設は対象外とさせていただきました。今年度「設備助成」を実施した器具、設備と施設は以下の通りです。
日時:平成24年4月~6月(募集)
場所:対象地域 東京都・神奈川県・千葉県・埼玉県
主催:テレビ朝日福祉文化事業団
「第35回記念車椅子バスケットボール秋季大会」がまだまだ暑さが残る9月9日(日)、神奈川県馬入ふれあい公園ひらつかアリーナで開催しました。本大会は車椅子バスケットボールの底辺拡大とバスケットボールを楽しんでもらうことを目的に開催しています。今回は35回目の記念大会となり、過去の34回に参加した多くのチームや選手が全国大会に出場したり、ロンドンで開催された「2012パラリンピック大会」に出場し活躍しています。
車椅子バスケットボールは通常のバスケットボールのコートで行われ、車椅子のためダブルドリブルの違反がなかったり、1チーム5人の持ち点(選手の障がいレベルに合わせた点数差)などの例外的なルールはありますが、この試合の醍醐味は、選手の個人の可能性の限界で一人ひとりが頑張っている姿勢にあります。より速く、より巧みに、また、より正確さを求め、日ごろの努力の成果を発揮するため、選手たちはスピード溢れる車椅子の操作で得点したり、技術を駆使した全員でのチームプレーは、観戦している人々に感動を与えます。
この試合は、A・B・Cのグループに分かれて、Aは男子チーム、Bは女子チーム、Cは健常者チームで行われました。
結果は、Aチームの優勝がT-ROCKETS、準優勝がDENSO SUNS B.B.C、Bチームの優勝がELFIN、準優勝がWing、Cチームの優勝がROOTS、準優勝がSEROWSでした。また、チームごとに最優秀選手が、それぞれ表彰されました。
テレビ朝日福祉文化事業団からは、それぞれのチームに表彰状と盾・記念品を贈呈いたしました。
日時: 平成24年9月9日(土)
場所: 馬入ふれあい公園ひらつかアリーナ
主催: テレビ朝日福祉文化事業団、日本車椅子バスケットボール連盟
後援: 平塚市、平塚市教育委員会
重度な身体障がいを持つ方たちの団体競技として、1982年に大阪で考案された電動車椅子サッカーは、通常のバスケットボールコートと同じコートで、直径32.5cmのボールを1チーム4人で、競技用に取り付けたフットガードのある車椅子を巧みに操作しながら行うサッカー競技です。4人の選手のうち1人がゴールキーパー、3人がコート内を時速6kmで動く車椅子を手・足・口・あごなどでハンドリングしながら、ボールを巧みに操り得点を競います。
関東大会は、関東ブロック所属チームの選手の交流、技術向上および競技の普及を目的に毎年開催されています。今大会は11チームが参加、ディビジョン1(6チーム参加)とディビジョン2(5チーム参加)に分かれ、開会式の後に白熱した試合が展開されました。選手とコーチ、ベンチサポーターが一体となって熱戦を繰り広げた結果、ディビジョン1は新たに女性メンバーを加えての「レインボー・ソルジャー」(東京都)が優勝。ディビジョン2は昨年準優勝のみんな仲良く、楽しく練習をモットーに参加した「横浜ソレイユ」(神奈川県)が優勝しました。優勝した2チームにはテレビ朝日福祉文化事業団より優勝トロフィーを贈呈いたしました。また、大会関係者の皆さんの懸命な大会運営もさることながら、八千代市内の中学校のサッカー部員の皆さんが、朝から大会運営のアナウンスやコートの清掃を機敏にサポートしていました。中でも印象的だったのは、11の参加チームに高津中サッカー部など八千代市の中学校のサッカー部員が熱い熱い声援をおくって大会を盛り上げていたことです。
日時: 平成24年9月1日(日)
場所: 八千代市市民体育館
主催: 関東ブロック電動車椅子サッカー協会、
千葉県電動車椅子サッカー協会,八千代市サッカー協会
主管: 第16回電動車椅子サッカー関東大会実行委員会
後援: 千葉県、千葉県教育委員会、千葉県社会福祉協議会、
千葉県肢体不自由児教会、社会福祉協議会、テレビ朝日福祉文化事業団 ほか
秋篠宮妃殿下もご臨席され「第29回 全国高校生の手話によるスピーチコンテストが、8月25日に東京・有楽町朝日ホールで開催されました。このコンテストは、手話の普及とボランティア活動の推進を目的としたものです。
これまで多くの高校生がこのコンテストの出場をきっかけに、さらに手話の技術を高め、福祉の心を育み、社会に巣立っております。今年のテーマは、「地域でともに生きるために」と「これからの日本のために今私ができること」の二つでした。全国各地の高校生から原稿用紙約1600字のテーマに沿った瑞々しい感性で書かれた力作が数多く寄せられました。原稿審査、映像審査で選ばれた10人の皆さんには、手話と音声(言葉)でその内容を約6分以内にまとめてもらって会場の東京・有楽町朝日ホールで披露してもらいました。
また、スピーチコンテストのほかに特別プログラムとして宇宙航空研究開発機構(JAXA)宇宙科学研究所、科学衛星運用・データ利用センター衛星運用グループ 長谷川晃子さんの講演「宇宙に憧れて」がありました。長谷川さんは生後9ケ月の時に高度の難聴であることが判明しましたが、宇宙への夢を持ち続け大学卒業後、民間会社に勤務、2007年にJAXAに入社し地上局アンテナ(科学衛星)の運用計画の作成・調整などを担当。講演では、難聴ではあったが、宇宙に関わる仕事をしたというきっかけ、現在の業務などについての内容でした
日時: 平成24年8月25日
場所: 東京・有楽町朝日ホール
主催: 全日本ろうあ連盟、朝日新聞厚生文化事業団、朝日新聞社
共催: テレビ朝日福祉文化事業団、厚生労働省、文部科学省、
日本手話通訳士協会,全国聾学校長会
協力: 東京都聴覚障害者連盟
協賛: NEC
ゴールデンウイークの最中の5月2日(水)から4日(金)の3日間、東京体育館で、車椅子バスケットボールのクラブチーム日本一を決める 「内閣総理大臣杯争奪 第40回記念日本車椅子バスケットボール選手権大会」が、「東日本大震災」被災地復興支援として開催されました。 決勝戦の後半からは天皇・皇后両陛下をお迎えして、熱い戦いが繰り広げられました。
昨年の大会は、3月11日に起きた「東日本大震災」の影響により中止となったことから、今回は「東日本大震災」被災地復興支援として開催することになりました。各チームの中には被災したため思うように練習ができず、他県の体育館を借りて猛練習を続け、その成果を思う存分発揮して頑張っているチームもありました。試合中には、車椅子同士がぶつかり合うシーンで、勢い余って転倒する選手も続出したり、シュートが決まると観客からは惜しみない拍手が起こり、熱戦が繰り広げられました。
決勝戦は「宮城MAX」と「NO EXCUSE」の対戦となり、前半は拮抗する試合展開でしたが、後半になり宮城MAXのシュートが決まり、64対50で宮城MAXが試合を制しました。
その結果、優勝は仙台市の「宮城MAX」が大会4連覇を果たし、準優勝は東京の「NO EXCUSE」、3位は千葉の「千葉ホークス」となりました。大会を通して、得点王には163点を獲得した「宮城MAX」の藤本怜央選手、最優秀選手は同じく「宮城MAX」の中澤正人選手が選ばれました。
日時: 平成24年5月2日・3日・4日
場所: 東京体育館
主催: 財団法人ボール日本バスケットボール協会、公益財団法人日本障がい者スポーツ協会、
日本車椅子バスケットボール連盟
後援: 厚生労働省、文部科学省、東京都、テレビ朝日福祉文化事業団 他