高齢者福祉
特別養護老人ホーム「春陽苑」~高齢者施設への美容レクリエーション~
特別養護老人ホーム「春陽苑」~高齢者施設への美容レクリエーション~
指先から笑顔が広がる
特別養護老人ホーム「春陽苑」にて介護美容が開催されました。10名の利用者が参加し、最高齢は92歳。初めてネイルを体験される方から、昔からおしゃれを楽しんできた方まで、それぞれが思い思いの時間を過ごしました。
印象的だったのは、多くの利用者の方がご自身でネイルの色やシールを選ばれていたことです。「ピンクが好き」「派手にはしないでね」「これがいい」と積極的に希望を伝え、待ち時間には他の方の施術を興味深そうにのぞき込む姿も見られ、会場には自然と笑顔と期待感が広がっていました。
施術が始まると、最初は少し緊張した表情だった方も、指先が彩られていくにつれて表情が和らいでいきます。完成した手元を眺めながら、「ピンクかわいい」「キラキラ好き」と何度も手を見返し、「手がきれいに見えるね」「昔のマニキュアは乾くのに時間がかかったけれど、今は早いのね」と驚きの声も聞かれました。
また、「昔から自分でネイルをしていたの」と話すおしゃれ好きな方は、最近も息子さんに買ってもらったネイルをご自身で塗ったそうです。さらに、「昔は日劇で20年間役者をしていました。舞台メイクとしてネイルもしていたので懐かしい」と、当時を思い出しながら施術を楽しまれる方もいました。





最初はあまり乗り気ではなかった方も、完成すると表情が一変。「こういうのはやったことがない」「シールの花がかわいい。すごくいい」と何度も指先に貼られたシールを眺め、「男の人に見せなきゃ」と笑顔いっぱいに話してくれました。
終始会場を明るく盛り上げてくれた方は、「嬉しくて眠れなくなっちゃう」と大喜び。「彼氏はいないから家にいる父ちゃんに見せたい」と冗談を交えながら、「♪キンキラキンにさりげなく~」と替え歌を歌うなど、会場は笑いに包まれました。
途中、指が開きづらく、何度か施術をやめようとされる方もいましたが、周囲のスタッフの励ましを受けながら最後までやり遂げ、完成した手元を見て「似合っていますね」と声を掛けられると、照れながらも嬉しそうな笑顔を見せてくれました。




ネイルは単に指先を彩るだけではありません。好きな色を選び、完成を楽しみに待ち、周囲と会話が弾み、思い出を語り合う。その一つひとつの時間が利用者の方の笑顔や自信、生きがいにつながっていることを改めて感じた一日でした。




- 日程
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2026年6月25日(木)
- 場所
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特別養護老人ホーム「春陽苑」(埼玉県さいたま市)
- 利用者数
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10名
- 協力
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介護美容YN(箱石志保、髙田栄子)