アイドル歌手の“Meeko”こと美琴(中村静香)が海外ツアーから帰国することに。かつて獣電竜0号トバスピノが悪に利用された時、Meekoの歌が危機を救ってくれた。彼女の大ヒット曲は、ダイゴとの出会いで甦った超古代の祈りの歌なのだ。ダイゴは空港まで美琴を迎えにいくが、突然、美琴は悪の姿に変貌。フルートバスターで邪悪なメロディを奏で始める。
かつてトバスピノを悪用した“獰猛の戦騎”Dが、大地の闇から甦っていたのだ。Dは、美琴を利用してキョウリュウジャーもデーボスも絶滅させようと企んでいた。キョウリュウジャーが応戦するが、美琴の邪悪なメロディによりパワーが出ない。ダイゴは美琴にメロディを届けようとするが、全て弾き返され、ついに変身解除してしまう。
キョウリュウジャーは変身できないものの生身でDに立ち向かう。ダイゴは闇の向こうで歌い続ける美琴を信じていたのだ。そんな中、アミィと弥生が美琴の闇を晴らす方法を見つけ出す。10人のキョウリュウジャーが集結し、全員のメロディがつながれば強力な音階になる。その共鳴ならDの闇を粉砕できるはずだ。
キョウリュウジャー6人に、シアン、グレー、バイオレット、シルバーも加わり、ついに10人のキョウリュウジャーがそろい踏み! 響き渡るキョウリュウジャーのメロディにより、美琴の闇が晴れる。美琴からトバスピノの獣電池を受け取ったレッドは、トバスピノの盾を持つ“サンバカーニバルスペシャル”に変身。10人のパワーを集結した必殺技でDを撃破する。
ところが、氷結城からフルートバスターとともに復元水を盗んでいたDは巨大化。キョウリュウジャーを巻き添えに爆発しようと企んでいた。そこで、キョウリュウジャーはスピノダイオーで応戦。美琴のダイゴへの深い思いが込められたトバスピノの獣電池は、一度使ってもまだ力が残っていたのだ。美琴の歌のパワーも得て、スピノダイオーはDを撃破したのだった。