




食料品の値上げが相次いでいますが、その中でも気になるのは、4月の輸入小麦の値上げです。台所の食材だけでなく、 パンやスイーツ、麺類の原料として、私たちの食生活に欠かせない小麦粉の値上がりは、家計に大きく影響します。 そこで、小麦に代わる食卓の救世主として注目を集めているのが、お米を粉末にした「米粉(こめこ)」です。 食料自給率(※) 41%の日本ですが、こと主食のお米に関しては、なんと95%(カロリーベース)という高さなんですよ。 米粉を使うことは、食料自給率アップにもつながるんです。


メーカーも競って米粉を使った製品を開発しているんです。
2月に開かれた「フード・アクション・ニッポン アワード2010」では、米粉パンをご家庭で手軽に作れるライスブレッドクッカー「GOPAN(ゴパン)」(三洋電機)がみごと大賞に輝きました。
食材では、「米100パーセントで製造した新食感フライ用衣材」が高い評価を得ました。
米粉は油の吸収率が低いので、小麦粉の衣よりもサクッとした食感がだせるそうです。
パンやスイーツのお店、食品業界も注目しています。米粉で作られた食品を集めた「米粉フェア」を開催したスーパーでは、
パスタやうどんなど様々な食品を販売しましたが、店内で米粉料理の試食会を開いた料理研究家によると、
米粉には「薄力粉よりも油の吸収が少ない分、ヘルシーに仕上がる」という魅力もあるんだとか。

米粉を使ったパンやスイーツも増えています。東京・目黒区などにお店のある米粉パン専門店のオススメは、クロワッサン。米粉で作ると普通のものより、パリッとした食感が長もちするんだそうですよ。米粉のシフォンケーキも、しっとり、もちもちの食感で大人気で、店頭に並ぶや、すぐに売り切れてしまう人気商品なんだそうですよ!

西新宿のカフェには、米粉でできたワッフルが! 中でもイチオシは、ブルーベリーとレーズンアイスを添えた組み合わせ。ハーブの女王の異名をとる南国果実「ノニ」のソースが、後味をさわやかにしてくれます。

さらには、バームクーヘン、カステラ、ベーグル、餃子の皮、コロッケ…
はたまた、なんと、ミルク(!)まで。
米粉で、あなたの食生活のバラエティをもっと豊かにしてみてはいかがですか?