ストーリー

1月24日(日)放送

エピソード40「痛む人」

東映特撮ファンクラブでこの話を視聴する

 クランチュラは人間を邪面獣に変える実験を進めていた。人間の心が闇で満たされた瞬間、ハリガネ邪面が人間にカナエマストーン・イリュージョアのパワーを注げば邪面獣に変わるというのだ。ただし、体に針金の跡が残ってしまうため、絆創膏で隠す必要がある。

 街にハリガネ邪面が出現。為朝(木原瑠生)らが応戦するが、キラメイジャーに姿を変えたハリガネ邪面に惑わされてしまう。作戦室に戻っても、キラメイジャーはお互いが本物かどうか疑いを抱くことに。

 その頃、充瑠(小宮璃央)は、ネットの画像投稿サイトで惹かれた絵の投稿者・カロリー(徳山凛響)と会っていた。少年ながら絵の上手いカロリーに話を聞くと、中年の男・八太(かが屋・賀屋壮也)に教えてもらい上手くなったという。八太の描いた絵を見た充瑠は感動。一緒にゲームをするうち、すっかり打ち解ける。実は、八太は何年も部屋に引きこもっているらしい。そして、八太の指には絆創膏が…。

 八太は、カロリーに勧められ漫画賞に応募する。指の絆創膏は、頑張った証のペンダコだった。しかし、結果は落選。さらにネットで「キモい絵」「よくこれで応募したな」など誹謗中傷を受け、ひどく傷ついてしまう。絶望した八太に、カロリーは優しい言葉をかけ「純粋なまま生きられる世界へ」と誘う。ハリガネ邪面はカロリーだったのだ。ハリガネ邪面によって、八太は自意識が肥大化した姿、邪面獣ジイシキシェルガとなってしまう。自分を傷つけた世界への仕返しとして、街を破壊しようとするジイシキシェルガ。キラメイジャーは、キラメイジンとギガントギドラーで応戦。戦いの中、充瑠はジイシキシェルガが八太だと気づく。充瑠は、魔進ダストンでジイシキシェルガの中から八太を吸引し救出。ジイシキシェルガとハリガネ邪面を撃破する。

 その後、八太は引っ越してしまうが、充瑠はポスターの漫画の絵を見て、八太が漫画家としてデビューしたことを確信したのだった。