ストーリー

1月10日(日)放送

エピソード38「叔父の月を見ている」

東映特撮ファンクラブでこの話を視聴する

 宝路(庄司浩平)は、手帳の「砂漠に突き出る三日月の石」というヒントを元に、残りひとつのカナエマストーンを探しに。オラディン王によると、カナエマストーン・イリュージョアは、「魔性の石」と呼ばれているという。

 そんな中、人々を虫歯にして苦しめるムシバ邪面が出現。キラメイジャーが応戦するが、エナメル質の硬い頭に弾かれて攻撃が通じず、為朝(木原瑠生)たちが虫歯にされてしまう。ムシバ邪面の硬い頭に対抗するにはシャイニーブレイカーが必要だ。充瑠(小宮璃央)が宝路に通信を入れると、宝路はガルザと一緒にいた。ガルザが、無効となったグラジュエル(クリスタリアの真の剣士を決める試合)をやり直したいと言ってきたのだという。ガルザにダマされているのではないかと思った充瑠と時雨(水石亜飛夢)は、エルデュナーレ(グラジュエルの前に催される食事会)を行うという宝路の後を追う。すると、宝路は三日月の形の石をガルザだと思い込み、一人でしゃべっていた。かつて宝路とガルザのグラジュエルはオラディン王によって無効試合とされ、宝路はそれをきっかけに剣の道をあきらめた。深層心理にある試合への未練が、魔性の石の力で幻覚となって現れていたのだ。

 本物のガルザは、為朝たちが応戦中のムシバ邪面とともにいた。宝路の目を覚ますため、充瑠は魔進ザビューンにガルザを連れてきてもらうことに。しかし、グラジュエルに未練がある宝路は幻覚のガルザを信じてしまう。実は、無効試合となったグラジュエルでガルザは卑怯な手を使い宝路を殺そうとしていた。オラディン王は、それに気づき阻止したのだ。三日月の形の石が破壊されると、カナエマストーン・イリュージョアが姿を現す。

 幻覚から覚めた宝路は、時雨のソードを借りて本物のガルザとグラジュエルを行うことに。ガルザの卑怯な手を見破り、宝路が勝利する。一方、シャイニーブレイカーを借りた時雨は、ムシバ邪面を撃破。しかし、カナエマストーン・イリュージョアはヨドンナ(桃月なしこ)によって持ち去られてしまった。