ストーリー

10月25日(日)放送

エピソード29「まぼろしのアタマルド」

東映特撮ファンクラブでこの話を視聴する

 輝きを失った魔進たちを救うため、魔進ハコブーの力を借りて聖地アタマルドに行こうとするキラメイジャー。しかし、ハコブーはアタマルドに行っても魔進たちの輝きを取り戻すことはできないという。そもそも聖地アタマルドはオラディン王の精神が理想郷として作り上げた異世界。そこにあるミラクルストーンの輝きを浴びると、いかなる病も治るのだが、クリスタリアの崩壊により一切の輝きを失ってしまっていたのだ。それでも充瑠(小宮璃央)は、夢でオラディン王からもらった鍵と言葉から王の魂はどこかに存在していると信じ、みんなでアタマルドに行くことに。

 アタマルドに着いたキラメイジャーはたくさんの扉を見つけるが、どの扉にも鍵穴がない。そこで、それぞれ思う扉を開けることに。ところが、為朝(木原瑠生)、瀬奈(新條由芽)、時雨(水石亜飛夢)、小夜(工藤美桜)の前には自分そっくりな人物現れ攻撃されてしまう。オラディン王の魂に通じる扉ではなかったのだ。

 残るは充瑠だけ。充瑠はオラディン王の「きらめきこそが私に通ずる」との言葉から、鍵穴が無ければ描けばいいとひらめキーング! オラディン王からもらった鍵を使って扉を開け、ヨドン皇帝に封じられていたオラディン王の魂を解放。オラディン王の魂はミラクルストーンへと移り、スカイキラメイストーンに、さらに不死鳥のフォルムの魔進オラディンとなる。

 その頃、一人地球に残った宝路(庄司浩平)は、邪面獣プロジェクターゴモリュウに苦戦していた。そこに、魔進オラディンと、輝きを取り戻した魔進ファイヤたちが帰還。魔進オラディンとハコブーが合体してグレイトフルフェニックスとなり、邪面獣プロジェクターゴモリュウを撃破する。魔進オラディンとして復活したオラディン王。充瑠や宝路はつもる話もあったのだが、魔進オラディンは「また会おう」との言葉を残して、アタマルドへと帰ってしまったのだった。