ストーリー

5月10日(日)放送

エピソード10「時雨おいかける少女」

東映特撮ファンクラブでこの話を視聴する

 すでに亡くなっているのに、毎晩目覚めて歌うというネットアイドル“ヨドミヒメ”が、今、都市伝説になっている。しかし、見られる確率は2万分の1だという。ヨドミヒメの写真を見た時雨(水石亜飛夢)は動揺し、ちょっと様子がヘン!? なにか心当たりがあるようだ。

 興味を持った充瑠(小宮璃央)、為朝(木原瑠生)、瀬奈(新條由芽)は、ついにヨドミヒメを見ることに成功。しかし、ヨドミヒメの歌を聞いた3人は目がうつろになり、ヨドミヒメが放った生ライブのチケットが体に飛び込み意識を失ってしまう。

 時雨は、ヨドミヒメは人間が邪面師に操られている可能性があると考える。ヨドミヒメは、時雨の熱烈すぎるファン・古寺良世(大和田南那)にそっくりなのだ。ファンレターの住所から、小夜(工藤美桜)は嫌がる時雨を連れて良世の家へ。時雨と結ばれるため人気者になりたい良世は、ミュージック邪面のアイドルにしてやるという誘いに乗り契約してしまっていた。良世と一体化していたミュージック邪面に気づいた小夜と時雨は、キラメイジャーに変身し応戦するが、良世まで傷つけてしまうため容易に攻撃できない。

 生ライブの日。ヨドミヒメとなった良世がステージに登場するが、会場には誰もいなかった。小夜が生ライブのチケットを解析し、計画を阻止したのだ。そこに時雨が駆けつける。1年前、時雨は良世の思いに対しきっぱり断ったつもりだったが、格好つけたため逆に期待させてしまったのだ。責任を感じた時雨は、改めて誠意を示すと告げ、良世と一体化したミュージック邪面を斬る。キラメンタルをコントロールし、ミュージック邪面だけを斬ったのだ。邪面獣ステージシェルガには、キラメイジンで応戦し、時雨の技を応用して撃破。そして時雨に夢中だった良世は、今度は助けてくれた小夜の熱烈ファンとなったのだった。