Storyストーリー

2021年9月9日(木)よる9:00~

第8話 拡大スペシャル

 「緊急事案対応取調班(通称・キントリ)」解散まで15日――。真壁有希子(天海祐希)らキントリの面々が胸をざわつかせる出来事が起こった。国土交通副大臣・宮越肇(大谷亮平)の汚職疑惑糾弾を叫び、ハイジャックを敢行した大國塔子(桃井かおり)の“急死”が報じられたのだ! 自らが機内に持ち込んだ爆弾は“偽物”だったと証言し、「処理中に爆発した」という警察の公式発表を覆した直後の病死…。塔子の証言が真実であることを知る有希子らは、何か裏があると直感する。ところが…。
 宮越とつながる刑事部長・北斗偉(池田成志)が、キントリが動き出す前に先手を打つべく、“最後の大仕事”を持ち込んでくる。その大仕事とは…ネット通販会社の物流センターでアルバイトをする主婦・上原あゆみ(宮澤エマ)が、倉庫内で強引に交際を迫ってきた社員・桜田剛(須田邦裕)を振り払い、誤って転落死させてしまった事件の捜査。故意に殺した可能性も否めないため、あゆみはもちろん、同日に出勤していた従業員やアルバイト全員にも事情聴取をしろ、というのだ! さらに、この事件を無事に解決すれば、キントリ存続の可能性もある…と加える北斗。だが、その真意は「塔子の死とハイジャック事件の真相を詮索しなければ…」ということにほかならず…!
 そんな中、有希子と菱本進(でんでん)は、一貫して「自分が被害者を突き落としてしまった」と主張するあゆみの取り調べを開始。ところが、この事件の捜査はやがて“未曾有の大事件”を誘発してしまう! あろうことか菱本が単独捜査に走った挙げ句、逮捕されてしまったのだ!!  しかも、塔子の国選弁護人だった羽屋田空見子(大塚寧々)が突然、有希子を訪ねてきて…!?