緊急企画! スイッチが入る瞬間

第3回 速水もこみち(渡辺鉄次・役)さん2014年1月16日

いつもスイッチが入りっぱなし! 特にスーパーでは強めのスイッチが入ります

――速水さんはどんな瞬間に、どんなスイッチが入りますか? 「基本的に、僕はいつも何らかのスイッチが入りっぱなしなんです。どこかで消せよ! って感じなんですけど(笑)。ドラマの現場に入れば、衣裳を着ながらどんどん役のスイッチが入っていきますし、プライベートでも多趣味なので、すぐ趣味に没頭するスイッチが入っちゃうんです。例えば、アメコミのフィギュア集めが好きで、今も2000体くらい持っているのですが、そういうものを買いに行く時には子どもになっちゃうスイッチが入るんです。あと、洋服も好きなので、つい買いすぎてしまいます」 ――速水さんといえば料理ですが、そこに関してはどうですか? 「特に強めのスイッチが入ります。スーパーに食材を買いに行くと、販売員の方と情報交換をしたり、ついつい余計なものまで衝動買いしたりするんです。だから、スイッチを入れすぎないよう、自分自身で注意してるくらいで(笑)」 ――食材を選ぶ時には、目がキラ~ンとなったりするんですか? 「選んでいる最中は『あ、色が綺麗だな』といった、出来上がりの完成図を想像して選んでます。軽い感覚なんですよ。ただ、買い物客の方たちが、僕が何を買っているかを覗いてくるので、それに気づくと、その食材のことをよく知りもしないのに、わざと2個くらい手に取って『どっちがいいかな』みたいなポーズを取っちゃうんです(笑)。止めておけばいいのに、いちいちそういう芝居をしちゃうんですよ」 ――私もスーパーで速水さんを見かけたら、つい注目しちゃうかも…(笑)。 「スーパーに行くと、本当によく声を掛けられます! 時には『今日の夕飯は何にしたらいいと思いますか?』と、相談を受けることもありますよ。で、ちょっと会話した後に皆さん、必ず僕の買い物カゴの中身を見て行かれるんです(笑)。だから、『ここまで覗かれるのか!』って、こっちはドキドキものなんです」 ――速水さんならではのエピソードですね(笑)。ちなみに、先ほど仕事スイッチのお話が出ましたが、仕事モードのスイッチが完全に切れる瞬間はどんな時なんですか? 「『仕事が終わったから、リラックスしよう』とか、『スイッチを切りたいな』という感覚はないんです。日ごろから思うがままに映画を観たり、本を読んだり…と、結構好きなことをやっているタイプなので。ただ、友人と一緒にお酒を飲みながら、たわいもない話をしている時は完全に仕事スイッチが切れています。そういう時は自然に…ですけど、スイッチがオフになって、リラックスしているような気がします。とは言っても、出てきたご飯を見て『あ、これはこうやって作るんだ』と考えることもあって、その瞬間だけはビジネスにつながっちゃってるんですけど(笑)」 ――スイッチを自然に切り替えて、リセットするコツが何かあれば、教えていただけますか? 「あまり大それたことは言えないですが、新しい趣味を見つけたり、運動や買い物をしたりするだけで、気分が変わると思うんです。中でも気分が一番リセットされるのは海外旅行ですね。僕も世界遺産が好きで、よく遺跡を見る旅に出かけるんです。普段とは全然違う場所に行って、遺跡が作られた当時の時代性や人々に思いを馳せると、気持ちも自然と切り替わって、改めて自分自身のことも見つめられるんです。そこで得られるエネルギーって、日本にいて時間に追われている時に湧いてくるものとは全然違うんですよ」

皆さんには『緊急取調室』を観るというスイッチを押していただきたいです!

――素敵なアドバイスをありがとうございます! さて、現在放送中の『緊急取調室』では、鈴木浩介さんとともにモツナベコンビを演じてらっしゃいます。ぜひ見どころをお願いします! 「鈴木さんにはいつも引っ張っていただき、すごく助けられています。そのおかげもあって、自分たちでも『すごくいいコンビになっているのではないかな』と感じられているんです。例えば、鈴木さん演じるモツ(監物)さんがヒートアップしている時には、僕が演じるナベが落ち着いているという風に、コンビとしてのバランスを取っています。そういった面を通して相性の良さ、良い先輩と後輩感が出ているような気がするので、ぜひ取調室という密室の外で動き回る僕たちにも注目していただきたいと思います。そして、何と言っても作品の大きな見どころは密室の中で繰り広げられる、被疑者と刑事の会話劇。スイッチを入れて取り調べに挑んでいく刑事たち同様、この1月クールは視聴者の皆さんにも『緊急取調室』を観るというスイッチを押していただければな、と思います!」

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