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2015年9月27日
放送をご覧いただき、ありがとうございました。

ニュース

天海祐希、絶体絶命!
事件の真相、女ともだちの闇…
すべてがマル裸になっていく
鬼気迫る9分の対決シーン!
松下由樹の“殺意の刃”が
天海の髪と喉元を襲う!!

 天海祐希演じる取調官・真壁有希子が、可視化設備の整った特別取調室で取り調べを行う捜査一課の専門チーム「緊急事案対応取調班(通称・キントリ)」のメンバーとともに、数々の凶悪犯と一進一退の心理戦を繰り広げていくドラマ『緊急取調室』(脚本・井上由美子)。9月27日(日)放送のスペシャルでは、有希子が“自白した被疑者には遂行不可能な連続殺人事件”の真相を追い求め、松下由樹斉藤由貴が演じる手強き女性たちを相手に戦いを展開していきます。実は、このスペシャルでは“『緊急取調室』史上もっとも鬼気迫る9分間”と言っても過言ではない攻防戦が繰り広げられることに! 現場にいた全員が息をのんだ、そのシーンとは…松下演じる被疑者・矢島聖美との対決シーン! ある事情から取調室の外で対峙することになった有希子と聖美。そこで、聖美はなんとハサミで有希子の髪をいきなりザクザクと乱暴に切り落とすのです!

 「お互い冷静でありながらも、それぞれが爆弾を押すスイッチは持っている。その状況がどんな方向へと転んでいくのか…。そんな緊張感を持ちながら、“こう演じたら怖いな”というようなことはあまり考えず、思い切ってやりたいと思っていたんです」と、撮影前の演技プランを明かしてくれた松下。対する天海も「相手を傷つけてしまいそうな動作って、演じている本人が一番緊張するんですよね。松下さんにはそういう心配をしながらお芝居をしていただきたくなかったので、『ホントにもう、ザクザクに切っていただいて構わないので!』と、お願いしました」と、撮影直前の秘話を明かしてくれました。

 そうやってお互いに覚悟を決め、迎えた本番――。そこには鬼気迫る表情で、天海の髪をグイッとつかみ、ものすごいスピードで切っていく松下の姿がありました! その時の心境を、松下は「ともすればいつでも有希子を殺せるという状況も肌で感じながら、いろんな感情が乗って、すごい切り方をしました」と振り返ります。その狂気にも似た迫力を誰よりも近くで、しかも至近距離で感じた天海は「もう…天才ですよ! それもこれも松下さんの実力のなせる業! 本当に素晴らしかったです」と絶賛! 続けて「お互いが感情をマル裸にする中、興味深いお芝居のやりとりをさせていただきました。有希子を演じる私、天海祐希がその瞬間に何を感じたのか。そして、このシーンが有希子と聖美さんの心をどう揺さぶったのか。すべての答えは画面に収められていると思います!」と、きっぱりとした口調で語り、大いに期待を煽りました。

 2人がともに涙を流しながら心を震わせ、なりふり構わず挑んだ“女同士の対決シーン”。事件の真相はもちろん、女性心理や“女ともだち”という存在の奥底に潜む闇をもマル裸にしていく熾烈な戦いは、視聴者の心を大いに揺さぶること必至です!

天海祐希(真壁有希子・役)コメント
 今回のように何かを切ったりするなど、相手を傷つけてしまいそうな動作って、演じている本人が一番緊張するんですよね。松下さんにはそういう心配をしながらお芝居をしていただきたくなかったので、「ホントにもう、ザクザクに切っていただいて構わないので!」と、撮影前にお願いしました。そうしないと、お芝居に躊躇が見えてしまったりすることもあるんじゃないか、と思ったんです。
 実際、私が「そうしてもらいたい」と思っていた通り、松下さんは本当に感情の赴くままに、お芝居をされていました。もう…天才ですよ! それもこれも松下さんの実力のなせる業! 本当に素晴らしかったです。
 最終対決のシーンでは、お互いが感情をマル裸にする中、興味深いお芝居のやりとりをさせていただきました。有希子を演じる私、天海祐希がその瞬間に何を感じたのか。そして、このシーンが有希子と聖美さんの心をどう揺さぶったのか。すべての答えは画面に収められていると思います!
松下由樹(矢島聖美・役)コメント
 ともすればいつでも有希子を殺せるという状況も肌で感じながら、髪を切る時はいろんな感情が乗って、すごい切り方をしました。最終バトルが展開される空間は、お互いがどう動いても、何をされてもおかしくない場所であり、かつ逃げ場もいくつもある場所。さらに、人の真髄を突いてくるシーンでもあるので、お互いに冷静を装いながらも、すごく緊張感がありました。ハサミを突きつけられる天海さんも、本当はすごく怖かったと思います。ですが、彼女はそんな状況でも怯むことなく、「思い切ってやっていただいて、全然大丈夫です!」と言ってくださる方。天海さんのおかげで世界観を作りやすかったですし、自分自身も気持ちが乗り、思い切って演じられました。

みどころ

天海“祐希”vs.W“ゆき”(松下由樹・斉藤由貴)
女同士の息詰まる攻防戦に
あなたはどこまで耐えられる…!?
あの『緊急取調室』が
スペシャルとなって帰ってくる!

話題を呼んだ連ドラ版から約1年半…天海祐希率いるキントリ・チームが帰ってきた!

天海祐希演じる取調官・真壁有希子が、可視化設備の整った特別取調室で取り調べを行う捜査一課の専門チーム「緊急事案対応取調班(通称・キントリ)」のメンバーとともに、数々の凶悪犯と一進一退の心理戦を繰り広げていくドラマ『緊急取調室』。同作は2014年1~3月に連続ドラマとして放送されるや、稀代のストーリーテラー・井上由美子氏が手掛ける脚本、そして天海をはじめとする実力派俳優たちの魂のこもった演技で、大きな話題に! スリリングかつ爽快感あふれる世界観で、多くの視聴者をとりこにしました。そんな名作が1年半ぶりに、ドラマスペシャルとなって帰ってきます!
 一癖も二癖もあるベテラン男性取調官たちに囲まれ、“言葉と心理戦による駆け引き”を行いながら、一筋縄ではいかない被疑者たちをマル裸にし、事件の裏に隠された真実を追求してきた有希子。そんな彼女の前に、最新作となる今回のスペシャルでは松下由樹と斉藤由貴の“Wゆき”が演じる手強い女性たちが立ちはだかります!

天海 VS. 松下由樹&斉藤由貴――女同士だからこそ揺れに揺れる熾烈なバトルを展開

松下由樹が演じるのは元美容師・矢島聖美。女性刑務所で6年服役し、仮出所を果たした彼女ですが、わずか3時間15分後に警視庁へ出頭! こともあろうか「人を殺した」と自首し、供述通りに雑木林から男の遺体が発見されます。ところが不可解なことに、被害者の死亡推定時刻は聖美がまだ刑務所の中にいた頃! 有希子らは聖美の嘘を暴こうと、手練手管の取り調べを開始しますが、予想以上に苦戦を強いられていきます。
 一方、斉藤由貴が演じるのは報道番組のキャスター・三沢早苗。可視化設備の整った特別取調室を取材するため、キントリにやってくる女性です。ジャンルは違えども、最前線で戦う女同士、有希子と意気投合する早苗。ですが、この早苗がやがて、聖美が自白した事件の真相を追い求める有希子の前に、思いがけず立ちはだかるキーパーソンの1人となっていくのです。
 連続ドラマ版の放送から1年半もの月日の間に、取調官としての腕も着実に上げてきた有希子。果たして、彼女は手強き女性たちに屈することなく、事件の全貌をマル裸にすることができるのか…!? 敏腕取調官・有希子が身を投じる新たなる“息詰まる攻防戦”、そして一度見始めたら目が離せない“女同士のバトル”にどうぞご期待ください!

出演者

真壁 有希子………天海 祐希
警視庁捜査一課「緊急事案対応取調班」刑事
梶山 勝利………田中 哲司
警視庁捜査一課「緊急事案対応取調班」管理官
渡辺 鉄次………速水 もこみち
警視庁捜査一課一係刑事
監物 大二郎………鈴木 浩介
警視庁捜査一課一係刑事
菱本 進………でんでん
警視庁捜査一課「緊急事案対応取調班」刑事
中田 善次郎………大杉 漣
警視庁捜査一課「緊急事案対応取調班」刑事
小石川 春夫………小日向 文世
警視庁捜査一課「緊急事案対応取調班」刑事
ほか
<ゲスト>
矢島 聖美………松下 由樹
元美容師の被疑者
三沢 早苗………斉藤 由貴
報道番組キャスター
ほか

あらすじ

取り調べの可視化を実施している特別取調室を取材するため、報道番組のキャスター・三沢早苗(斉藤由貴)が警視庁捜査一課「緊急事案対応取調班」(通称・キントリ)にやって来た。可視化の必要性や、正々堂々と戦う覚悟を熱弁するキントリの紅一点刑事・真壁有希子(天海祐希)に、キャリアウーマンの早苗はすっかり共感。「いい友達になれそう」と、声高らかに固い握手を交わし合う。
 その翌日のことだ。キントリはある被疑者の取り調べ要請を受ける。その被疑者とは前日の朝、女子刑務所から仮釈放されたばかりの元美容師・矢島聖美(松下由樹)。親友の紹介で付き合い始めた恋人を殺した罪で6年も服役し、ようやく解放されたにもかかわらず、なんと仮釈放からわずか3時間15分後に「人を殺した」と言って自首してきたのだ。実際、供述通りの場所から、聖美の指紋や皮膚が付着した凶器と、男性の遺体も発見された。ところが不可解なことに、遺体の死亡推定時期は約1週間前――どう考えても、刑務所に収監中だった聖美には遂行不可能な犯罪だったのだ!
 聖美はなぜ犯し得ない罪を自白したのか。その嘘の裏にはどんな真実が隠されているのか…!? 取り調べを担当する有希子は事実を究明しようとするが、聖美は“嘘の自白”を突き通すと同時に、疑ってかかる有希子を挑発。挙げ句、洗いざらい話す条件として、あろうことか取り調べのテレビ中継を提示してくる。だが、有希子はこれを断固拒否。自供を覆す証拠をつかむため、キントリの面々は仮出所後3時間の足取りや、事件背景の裏取りに走り回る。そんな中、有希子は聖美が出頭時になぜか所持していた高校時代の卒業アルバムに着目。母校を訪ね、捜査の新たな視点となる“意外な手がかり”を得るのだが…。
 聖美の取り調べに与えられた時間はわずか3日! 有希子らキントリの面々はその間に真実へたどり着こうと奔走するが、聖美は自供を翻すどころか、“遂行不可能な第2の事件”まで告白し始めて…!?

コメント

天海祐希コメント
 取調室の控室でキントリ・メンバーと円陣を組むシーンを撮影した瞬間、「ああ、キントリの現場に帰ってきた!」と実感しました。前回の連続ドラマが終わってからも、レギュラー・メンバーとはちょくちょくご飯を食べに行っていたこともあり、1年半ぶりとは思えないチームワークを肌で感じましたね。人は距離が近くなればなるほど、つい馴れ合いの関係になってしまいがちですが、熟練したキャストとスタッフが揃ったこのチームは適度な緊張感を保つことができる! 改めて、居心地のいい座組みだと感じました。もちろん、取り調べシーンでの戦々恐々ぶりも健在です(笑)。しかも今回、私は3日間1000本ノック状態で、取り調べシーンの撮影があったんですよ! とてつもない長台詞が続く撮影で1日を終え、家に帰っても「うわ~っ、明日もこんなに台詞量がある!」と追い詰められる3日間(笑)。自分自身との闘いで、ヘトヘトになりました。小日向さんは撮影のたびに「天海ちゃん、今日もたくさん喋ってるね~。長台詞は天海ちゃんの見せ場だからね!」と、楽しそうに冷やかしてくるのですが(笑)、私としては「こんなにたくさんの長台詞を、いつまで完璧に覚えることができるんだろう!?」と恐ろしくなるほどの分量でした(笑)。
 今回は松下由樹さんと斉藤由貴さんをゲストに迎え、女同士のバトルを繰り広げます。軽々しく私個人の感想を言うのがはばかられるほど、“W由樹・由貴”のお芝居は圧巻でした! 今回の有希子は女性たちと対峙することで、「同じ女だから許せない」と憤ってしまう半面、いつになく惑わされたりもします。そんなシーンを撮影する中で「有希子は取調官として中性の視点を保とうとしてきたからこそ、女性特有の心理がつかめない部分もあるんだな」という発見もありました。前回の連ドラから髪が伸びたことで誕生した新しいヘアスタイルと合わせ、有希子という人間の新たな一面も楽しんでいただけるんじゃないかな、と思います。
松下由樹コメント
 出演が決まった時は久々にまた天海さんとご一緒できる嬉しさと、女同士のストーリーということで「どういう内容になっていくんだろう!?」と、ものすごく期待していました。私が演じる聖美は、周囲をどこまでも惑わせていく被疑者という設定です。最後までキントリ・チームとの戦いが続いていくので、「自分がどう演じていくのかも、世界観の構築にすごく大きく関わっていくな」と遣り甲斐を感じました。
 聖美は見せる顔もどんどん変わりますし、どの場面も山場というようなシーンが続いていきます。彼女は一体、心の奥底に何を強く持っているのか。どの証言が本当で、どの証言が嘘なのか。しかも、それらの答えは最後まで天海さんをはじめ、キントリ・チームに見抜かれてはいけない…。対峙する相手をちゃんと見ながら演じるたび、物語の濃さと手応えをさらに体感していく現場でした。聖美がいま何をしようとしているのかを私自身がちゃんと理解するため、そして豪華なキントリ・メンバーの迫力に負けないよう、今回はテストから思いっきり演じ、そこからまたお芝居を再構築していくことの繰り返しでした。
 被疑者を前にした天海さんからは、刑事ならではのブレなさをすごく感じました! そんな天海さんとの取り調べシーンはとても面白かったです。女性が女性を前にすると、異性を相手にした時とは違うものがありますよね?普段とはちょっと違う琴線に触れたり、本当はダメなんだけど相手の気持ちを理解してしまったり…。そういう女性ならではの深層心理が面白くて! 女性の揺れ動く心情や駆け引きが絶妙に交差していく井上由美子さんの脚本は読み応えがありましたし、演じる際にもすごく世界を作りやすかったです。
斉藤由貴コメント
 天海さんはもちろん、周りの刑事を演じられるキャストの方々が素晴らしく粒ぞろい! 連続ドラマ放送時から、きっと本当に芝居が好きな役者さんにとっては面白い現場だろうな、とうらやましく思っていました。天海さんとは今回が初共演になりますが、身長も高くて、強く美しく、キラキラしていて…なるべくしてスターになった感じの人! 初めてお会いした瞬間、バーンというインパクトを受け、「ああ、この人、好き!」って思いました(笑)。実は、天海さんはすごく気配りをされる方。みんなと楽しく会話して、場の雰囲気を柔らかくしてくださるんです。最初は場の空気に慣れない部分があった私にも「斉藤さんのあの舞台を見ました。すごくよかったです!」などと話しかけてくださったり、ほかの方々との会話のバイパスになってくださったりしたんです。天海さんとはもっぱら舞台の話をしていました! 舞台をやってきた人間って、不思議と共鳴する部分があるんですよ。だから、話しているだけで熱くなってワクワクするし、話も尽きないんです。
 私が演じる早苗さんは知的だけれども傲慢で、好き嫌いがハッキリしていて、自分が欲しいものは勝ち取っていく人物。今回はそんな彼女のキャラクター性を、敢えてオブラートに包んで演じてみたいと思いました。彼女のように“欲望に正直な人”は現実の世界にもたくさんいますけど、そのズルさやワガママ、傲慢さをあからさまに表に出す人って、実は少ないと思ったからです。“賢い装い方”というのかしら…その方が自然だし、表現としても面白いのではないかな、と。きっと井上由美子先生なら、私の意図を理解してくださるだろう――そう思いながら、今回は私なりにちょっと挑戦をさせていただきました。
三輪祐見子(テレビ朝日ゼネラルプロデューサー)コメント
 連続ドラマから1年半。最強の取り調べ専門チームが帰ってきました。天海さんを筆頭に一癖も二癖もある刑事軍団が、難敵を取り調べで「落とす」までを描いたこのドラマは、有難いことに、終了後も多くの方から「また見たい」というお声をいただきました。天海さんがオトナの女性としての優しさや強さ、そして刑事としての厳しさをたずさえて、去年よりもパワーアップして帰ってきました。
 迎え撃つ強敵は、出所後3時間で、自首をしてきた女。そこに加えて、もう一人、キャスターをしている女。この3人の、女性ならではの微妙なやりとりが今作の見所です。脚本の井上由美子さんの巧みな構成とヒリヒリするようなセリフの応酬が続きます。二転三転最後の最後まで目が離せない展開になっています。3人の女のバトルと、そこに絡むベテラン刑事チームの迫力ある演技バトルに是非ご注目ください!

スタッフ

(脚本)
井上由美子
(音楽)
林 ゆうき
(ゼネラルプロデューサー)
黒田 徹也(テレビ朝日)
三輪祐見子(テレビ朝日)
(プロデューサー)
松野千鶴子(アズバーズ)
神馬 由季(アズバーズ)
(演出)
常廣 丈太(テレビ朝日)
(制作協力)
アズバーズ
(制作著作)
テレビ朝日