ストーリー

2月25日(日)放送

最終話 俺様たちが世界を支配する

東映特撮ファンクラブでこの話を視聴する

 駆けつけた民たちの想いを受け止めたギラ(酒井大成)たち王様は、ついに宇蟲王ダグデドと最終決戦を迎えることに! 宇蟲五道化最後の1人・カメジムもいなくなった今、王様戦隊に「勝利」という希望が見えてきた。しかし、ダグデドを倒す鍵「超絶怒涛究極完全体キングオージャー」を降臨させるためには、「永遠の命」の代用品が絶対に必要だ。そのため、民たちは「永遠の命」の代用品開発を急ぐが、なんとダグデドがチキューの大きさを超えるほど巨大化してしまった!
 超巨大ダグデドが今すぐにでもチキューをつぶしそうな絶体絶命の中で、王様たちは「永遠の命」に代わるものの存在に気付いた。それは、「無限に連なる小さき命」、つまり民たちの命だった。王様たちを信じて「我ら民、王に命を預けよう!」と民たちが叫ぶと、全員の胸元が輝き、その光は次々と繋がって集まり、王様たちの剣と、他の5つの「王の証」と呼応した。こうして王様戦隊が降臨させたゴッドキングオージャーは巨大化していき、超絶怒涛究極完全体キングオージャーとなった!
 超絶怒涛究極完全体キングオージャーVS超巨大ダグデド! 宇宙空間で、シュゴッドたちは限界を超えて最後まで戦うことを選び、その意志を王様たちは受け止めた。やがて、シュゴッドたちが爆発して消えていく中で、王様たちはダグデドにトドメを刺し、ようやく勝利することに! そして、「シュゴッドたちとはまた会える」と信じて、ギラは仲間たちのもとへ向かっていった…。

 再び平和を取り戻したその後のチキューは、本当の意味で一つになろうとしていた。6王国を1つにする大革命は、王様たちのケンカでご破算になったものの、国境や種族の垣根を越えて、これからも「違う者同士」みんな共に生きていくことだろう。
 …さて、『王様戦隊キングオージャー』の物語はこれでおしまい。たとえチキューに新たな危機が迫っていても、王様戦隊はこれからも人々を守り抜く。相変わらず我が強い王様たちは、いざという時にしか団結しないが、手を組んだら無敵! そんな王様たちの物語は、人々の間で永遠に語り継がれていく…とさ。

脚本:高野水登
監督:上堀内佳寿也
アクション監督:渡辺 淳
特撮監督:佛田 洋(特撮研究所)