ストーリー
1月21日(日)放送
45王を継ぐ者たち
六王国同盟を結んだ王様たちに光が…! 団結こそが、「王の証」の力の封印を解く最後の鍵だったのだ。さっそく王様たちは、宿敵・ダグデドとの決戦に向けて「王の証」の力を使いこなそうとするが、強大なパワーの制御は至難の業。先陣を切ったカグラギ(佳久創)は自分の炎で火だるまになり、彼を助けようとしたリタ(平川結月)は自分の吹雪でカチコチに固まってしまった。
悪戦苦闘する王様たちに、ラクレス(矢野聖人)から助言が。「君たちは戦士である以前に王だ。帰れるかもわからぬ戦いに挑むなら、相応の準備が必要だろう」という彼の「準備」という言葉には、「後継者を決めること」も含まれている。カグラギとリタは後継ぎ問題を抱えているため、複雑な表情だった。
そんな王様たちの前にミノンガンが突然現れ、謎のビームを連射! そのせいで、スズメ(加村真美)とモルフォーニャ(長谷川かすみ)は記憶だけ10年以上前に戻り、ギラ(酒井大成)たち3人の王様は精神だけ子どもに戻ってしまった。カオスな展開の中で特に厄介なのは、スズメとモルフォーニャだ。ラクレスへの愛を忘れたスズメは彼を殺そうとし、実は罪人夫婦の子どもであるモルフォーニャは手癖の悪さまで戻ってどこかへ行ってしまったのだ。
この大騒動をきっかけに、カグラギとリタは相談してあることを決断した。リタがカグラギに頼んだのは、「あたたかい国で食っちゃ寝生活」を夢みるモルフォーニャをトウフ国民として受け入れること。つまり、ゴッカンの後継ぎ候補から外すということだ。一方のカグラギがリタに頼んだのは、ラクレスとスズメの結婚を法的になかったことにすること。つまり、スズメをトウフに帰して彼女を正式に後継ぎにするということだ。王様たちのこの提案に、スズメとモルフォーニャはそれぞれ喜んだ…が、本心は違った。それは、「実は似た者同士」であるカグラギとリタも同じで…!?
そんな時、再び王様たちの前にミノンガンが! カグラギとリタは、「王の証」の力を掛け合わせることでミノンガンを封じることに成功し、スズメとモルフォーニャ、そしてギラたち他の王様を元に戻した。
王位継承についてそれぞれ葛藤し、最終的に1つの答えを出した2人の王様と2人の後継者候補。リタはモルフォーニャが裁判長になることを心から望み、カグラギはスズメが愛する人を見つけて幸せになることを何よりも願った。そして、モルフォーニャとスズメは王様の想いにそれぞれ応えた。彼ら・彼女らの物語はまだまだ続く。そして、戦いはこれまで以上に激しさを増してゆく…。
脚本:高野水登
監督:加藤弘之
アクション監督:渡辺 淳
特撮監督:佛田 洋(特撮研究所)