ストーリー

12月3日(日)放送

39ンコソパ頂上決戦

東映特撮ファンクラブでこの話を視聴する

 ヒルビルが支配するンコソパの奪還リベンジに向けて、王様戦隊を招集したヤンマ(渡辺碧斗)。彼いわく、オージャカリバーには「宇蟲五道化をブッ倒す」ほどの力が隠されているという。強大な力は、反動で使用者が死ぬかもしれないリスクがあるために長らく隠されていた。この「隠しコマンド」を解除してンコソパを奪還しようと王様戦隊が燃える一方、負け続きでダグデドに脅された宇蟲五道化も本気を出そうとしていた…。
 隠しコマンドの解除には、ヤンマが用意したウルトラコンピュータをペタ城の王の間に接続しなければいけないらしい。5個のダミーと1個の本物を含むウルトラコンピュータを持った王様たちが一斉に奇襲すれば、1人で玉座にいるヒルビルの狙いは分散されるはず…。しかし、この作戦は宇蟲五道化に筒抜けだった! 王様戦隊はそれぞれ宇蟲五道化と戦うが、圧倒的な力に倒れ、次々と囮のウルトラコンピュータが破壊されてしまった。
 5個のウルトラコンピュータが破壊されたことで、ヤンマが持っているものが本物だと確信したヒルビル。しかし、ヒルビルが壊した最後のウルトラコンピュータもダミーだった! 実は王様たちは囮で、シオカラ(千綿勇平)が隠しコマンドを解除するまで時間稼ぎをしていたのだ。やがて、ペタ城の頂上にたどり着いたシオカラは稲妻を発生させ、6体のシュゴッドに電撃を落として覚醒させた。
 覚醒したシュゴッドのエネルギーは、「王鎧武装・凌牙一閃!」と天に剣を掲げた王様戦隊の全身を射抜いた。強大な力を得た王様戦隊は、凄まじい戦闘を繰り広げてヒルビルを追い詰め、ンコソパ国民の洗脳の解除に成功。ヒルビルを含む宇蟲五道化には逃げられたが、ゴーマを倒してンコソパも取り戻した。
 王様たちがリベンジを果たしつつも力の反動で動けない中、ダグデドの部屋にはなんとラクレス(矢野聖人)の姿が…! ゴーマが死んだ理由には、実はラクレスが関わっていた。宇蟲五道化の座が欲しかったラクレスは、戦いの前にヒルビルを上手く丸め込み、ヒルビルはゴーマに「ピンチの時に身代わりになれ」と洗脳していたのだ。しかも、ラクレスのこの作戦には、王様戦隊であるカグラギ(佳久創)も関わっていて…!? はたして、ラクレスは何を企んでいるのか? 彼が本格的に動き出し、ギラ(酒井大成)の隠された秘密が明らかになるのは、また次のお話…。


脚本:高野水登
監督:上堀内佳寿也
アクション監督:渡辺 淳
特撮監督:佛田 洋(特撮研究所)