ストーリー

11月12日(日)放送

36ヒメノのお見合い大作戦

東映特撮ファンクラブでこの話を視聴する

 宇蟲五道化に支配された国を取り戻そうと王様たちが必死な時に、ヒメノ(村上愛花)が「私の結婚相手を決める盛大なお見合いを開く」と突然言い出した! 「我こそが結婚相手に相応しい」と多くの立候補者が集まる中、「ヒメノ様と結婚を約束した」という謎のイケメンが現れた。彼の名前は、ロマーネ・ディアーボーン(美波)。イシャバーナで長い歴史を持つ公爵家の跡取りだ。そんなロマーネと、突然のことで戸惑うギラ(酒井大成)たち王様は、ヒメノの結婚候補者としてお見合い対決をすることになった。
 イシャバーナの城でさまざまなお見合い対決が繰り広げられている頃、地下牢ではボロボロの姿になったヒメノが、毒の病気で苦しむ国民たちを看病していた。実は、城にいるヒメノはカメジムが化けている偽物で、地下にいるヒメノが本物。カメジムは、ヒメノに化けてお見合い中に王様たちを殺そうとしていたのだ。カメジムを倒せば解毒できないと知ったヒメノは抵抗できず、しかも自分も毒を浴びて絶体絶命のピンチに陥っていた…。
 そんなことなど知らない他の王様たちは、やがて偽物のヒメノ(正体はカメジム)に毒針を刺されそうに…! しかし、寸前のところで王様たちは助かった。未知の毒を解析して解毒剤を作ったヒメノが地下から復活し、ロマーネと一緒に偽物の悪事を止めたからだ。謎に包まれたロマーネの正体は、あの執事セバスチャン(吉満寛人)! 彼は、婚約者だとウソをついて偽物のヒメノを騙し、反撃の機会をうかがっていたのだ。
 「美」とは見た目ではなく「生き様」だと言い放ったヒメノ。彼女が本物のヒメノだと確信したギラたちは、変身を解いたカメジムと戦うことに。激しい戦闘の末にカメジムは逃げていき、ヒメノはようやくイシャバーナを取り戻した。平和が戻った国で彼女はセバスチャンとの深い絆を再確認し、他の王様たちも国民たちとつかの間の楽しい時間を過ごした。
 そこへ、ヒメノのお見合い騒動から1人だけ完全に逃げていたカグラギ(佳久創)の姿が。王様たちが次に奪還する国はトウフだ。カグラギがトウフを取り戻すために奮闘し、因縁の相手や己の過去と向き合うのは、また次のお話…。

脚本:高野水登
監督:加藤弘之
アクション監督:渡辺 淳
特撮監督:佛田 洋(特撮研究所)