ストーリー

10月22日(日)放送

34シュゴ仮面の逆襲

東映特撮ファンクラブでこの話を視聴する

 地球の平和を取り戻し、トラブルがありつつも故郷チキューに帰ってきたギラ(酒井大成)たち。6人の王様たちがいない間、実はチキューはすっかり変わり果てていた。なぜなら、王様たちが戻ってきた頃にチキューでは半年が経っており、その間に国民たちは宇蟲王ダグデドにだまされていたのだ。特に、シュゴッダム国民の王様たちに対する怒りは激しかった。シュゴッダム国民たちは、「王様たちは民を見捨てた鬼」だと怒り、「王様を捕まえたら王族にして贅沢な生活をさせてやる」というダグデドの話を信じて「王様狩り」を始めた。
 国民たちを攻撃するわけにはいかず、逃げるしかない王様たち…。そんな時、地中から大量のサナギムを連れてきたキンバエジームが突如出現! シュゴッダム国民だけでなく、バグナラクの民まで欲に目がくらんで王様狩りに参加したのだ。戦うしかないギラは、キョウリュウの力を宿した新たな武器「キングガブリカリバー」を使い、新たな巨大ロボ「キングキョウリュウジン」を降臨させ、なんとかキンバエジームを倒した。
 戦いを終えた王様たちは、あることを確かめるためにコーカサスカブト城へ向かった。国民たちの話によると、現在のシュゴッダムは「シュゴ仮面」と呼ばれる男が王様だという。突然現れたシュゴ仮面は、ギラがいない間にシュゴッダム国王になり、高級な食料やアクセサリー、ゲームなどを国民たちに無料で与えて国を豊かにしたが、その幸せは他国の犠牲で作られたものだった。やがてギラたちは、そのシュゴ仮面と対面することに。その正体は…ギラに倒されたはずのラクレス(矢野聖人)! なんとラクレスは、ダグデドの手下として復活していた。最悪なことはそれだけではなかった。他の4王国が宇蟲五道化に支配され、それぞれの国は荒れ果てて各国民たちは苦しみ、チキューは壊滅状態だったのだ。
 「地獄の底からよみがえったぞ」と不敵に笑うラクレスに、王様たちはどう挑み、そしてどうやって自分たちの国を取り戻すのか!? 王様たちの逆襲が始まるのは、また次のお話…。

脚本:高野水登
監督:加藤弘之
アクション監督:渡辺 淳
特撮監督:佛田 洋(特撮研究所)