ストーリー

9月10日(日)放送

28シャッフル・キングス!

東映特撮ファンクラブでこの話を視聴する

 ある朝、目を覚ました6人の王様の体に異変が…。なんと、ヒメノ(村上愛花)とカグラギ(佳久創)、ヤンマ(渡辺碧斗)とリタ(平川結月)、そしてギラ(酒井大成)とジェラミー(池田匡志)の中身が入れ替わっていた! 6人の王様の中身を入れ替えたのは、宇蟲五道化の1人ゴーマだ。どうやら、ゴーマの「入れ替わりの印」を破壊すれば術が解けて6人は元に戻れるらしい。しかし王様たちは、ゴーマを倒すどころか慣れない体で言い争いになるばかり。ゴーマの狙いは、王様たちを仲間割れさせて自滅に追い込むことだった。
 体制を整えることにした6人の王様たちは、入れ替わったことを国民に隠しつつ、それぞれの国へ戻ることに。最悪な状況だが、ジェラミー(体はギラ)は、「むしろ互いを知る良い機会じゃないか。国と国が手を取り合うきっかけになるかもしれない」と楽観的だ。しかし、ギラ(体はジェラミー)は気づいていた。こうした時、4人の王様たちは自分の国のことしか考えていないことを…。
 入れ替わり騒動で何も起きないはずがなく、ギラの嫌な予感は的中した。やりたい放題のヒメノ(体はカグラギ)とカグラギ(体はヒメノ)の行動で、イシャバーナ国民は食べ過ぎで苦しみ、トウフ国民は働き過ぎで倒れたのだ。一方のリタ(体はヤンマ)は、ンコソパの犯罪率の高さに腹を立てて片っ端から国民をゴッカンの牢屋へ送り込み、逆にヤンマ(体はリタ)は片っ端から無罪にしてンコソパに送り返した。
 入れ替わり騒動によって悪いことだけでなく、王様戦隊の結束が強まる良いこともあった。ギラとジェラミーは、「人間のバグナラクに対する偏見がなくなったこと」を国民たちとの交流で実感し、ヒメノとカグラギも互いの国を知って最終的には貢献し合えた。
 そんな時、王様たちはついにゴーマと戦うことに! 王様たちの攻撃はそれぞれ自分勝手だが、それは自然にかみ合った連携攻撃となり、ゴーマの「入れ替わりの印」を破壊した。ようやく中身が元に戻った王様たちが、全員で必殺技を放とうとする…その瞬間、ゴーマは6王国の側近たちを召喚! 王様たちはギリギリのところで技を止め、側近たちを守った。
 しかしその直後、突然の裏切りが王様たちを襲った。なんと、側近たちが突然王様たちを攻撃し…!? 王様たちは生きているのか? そもそも、なぜ側近たちは王様たちに刃を向けたのか? それが明らかになるのは、また次のお話…。

脚本:高野水登
監督:上堀内佳寿也
アクション監督:渡辺 淳
特撮監督:佛田 洋(特撮研究所)