ストーリー

6月11日(日)放送

15スズメにお見舞い

東映特撮ファンクラブでこの話を視聴する

 ラクレス(矢野聖人)にジェラミー(池田匡志)を引き合わせようと暗躍するカグラギ(佳久創)。シュゴッダムへ行くのを渋るジェラミーだったが、カグラギが溺愛するたったひとりの妹スズメ・ディボウスキ(加村真美)の存在を知って態度を変える。昔から病弱なスズメは、現在は建前上ラクレスの婚約者候補だが、実際のところは人質らしい。家族の話に弱いジェラミーは、カグラギの思惑通りシュゴッダムへ向かうことに…。
 一方、同じくカグラギの事情を知ったギラ(酒井大成)と王様たちは、「スズメ奪還作戦」を決行! とはいえ、王様が他国の城に不法侵入なんてしたら大問題なので、しかたなくギラが単独で城へ忍び込むことになった。トラブルがありつつも城に潜入できたギラだったが、どうやらスズメはトウフ国へ帰るつもりはないらしい。しかも彼女は、ラクレスを熱烈に愛して彼と共にシュゴッダムで死ぬことを望んでいるのだから驚きだ。「邪魔をするなら、兄様と言えど許さない!」と睨むスズメに、駆けつけたカグラギはショックで崩れ落ちるのだった。
 放心状態のカグラギに、ラクレスは衝撃の提案をする。それは、人間とバグナラクが手を取り合うためにラクレスがデズナラク8世と和平交渉をし、そこに「シュゴッダムの属国としてトウフを加える」ことだった。そんな時、シュゴッダムにバエジームと大量のサナギムが出現! 1人で戦おうとするカグラギのもとへギラが駆けつけ、さらにジェラミーが加勢することに。ジェラミーは、ゴッドタランチュラを変形させたタランチュラナイトで見事巨大バエジームを倒すのだった。再び平和が訪れたシュゴッダムでギラはカグラギを心配するが、どうやらディボウスキ兄妹にはある思惑があるようで…!?
 その頃ラクレスは、ジェラミーの仲介でデズナラク8世と対面することに。1人でバグナラクの基地へ足を踏み入れたラクレスにデズナラク8世はほくそ笑むが、両者は本当に平和のための話し合いをするのか? 人間とバグナラクは本当に手を取り合えるのか? 両者の企みが少しずつ明らかになるのは、また次のお話…。

脚本:高野水登
監督:山口恭平
アクション監督:渡辺 淳
特撮監督:佛田 洋(特撮研究所)