ストーリー

6月4日(日)放送

14もっふんといっしょ

東映特撮ファンクラブでこの話を視聴する

 禁断の守護神ゴッドタランチュラを降臨させたジェラミー(池田匡志)は、ギラ(酒井大成)と王様たちのオージャカリバーを奪い、三大守護神を連れて立ち去った。ジェラミーがセミのシュゴッドも引き連れていたことに気づいたヒメノ(村上愛花)は、1人で彼を追うことに。セミのシュゴッドは、15年前に起きた未曽有の大災害「神の怒り」の象徴である。「神の怒り」への関わりについて問い詰めるヒメノに、ジェラミーは相変わらず「行間を読め」といった回りくどい発言ばかり。怒りに震えるヒメノに本気で攻撃されたジェラミーは絶体絶命のピンチに陥るが、ゲロウジームの登場でなんとか助かった。
 やがて、傷だらけでゴッカンへ逃げたジェラミーは、事情を知ったリタ(平川結月)によって裁判を受けることに。過去の記録によると、15年前にジェラミーは田舎の洞窟におり、「神の怒り」には一切関わっていなかった。「神の怒り」で両親を失っているとはいえ、頭に血が上ってジェラミーを犯人扱いしたヒメノも悪いが、「行間を読め」という一点張りでややこしい状況にしたジェラミーも悪い。ようやく状況を理解したジェラミーは、無知とはいえヒメノを傷つけたことを反省するのだった。
 時を同じくしてイシャバーナでは、サナギムとアメンジームが出現! 敵を圧倒するヒメノだったが、ジェラミーに対する怒りで己を見失っており、駆けつけたギラたちと対峙してしまった。リタが告げた真実にも耳を傾けないヒメノだったが、ある情報には心が動いた。それは、イシャバーナで放送されているアニメ『もっふんといっしょ』。このアニメは、幼くして女王になったヒメノを少しでも支えるために国民が一丸となって作った優しさの結晶だった。やがてヒメノは、ジェラミーときちんと会話をして和解することに。そして一緒に戦い、巨大化したアメンジームを見事倒すのだった。
 一方シュゴッダムのコーカサスカブト城では、ラクレス(矢野聖人)とカグラギ(佳久創)が重々しい空気の中で会話をしていた…。はたして、カグラギはラクレスにどんな弱みを握られているのか? それが明らかになるのは、また次のお話…。

脚本:高野水登
監督:山口恭平
アクション監督:渡辺 淳
特撮監督:佛田 洋(特撮研究所)