ストーリー

5月21日(日)放送

126人目の王様

東映特撮ファンクラブでこの話を視聴する

 ギラ(酒井大成)と4人の王様たちの前に突然現れた謎の蜘蛛仮面の男改め、ジェラミー・ブラシエリ(池田匡志)。人間やバグナラクを含む「全てを統べる王様」を名乗るジェラミーは、自分がキングオージャーの伝説を伝える本を書き、人類滅亡の予言を残した張本人だと明かす。彼の独特な語り口調と嘘か本当かわからない言葉に、ギラたちは半信半疑…。しかし、超高性能の嘘発見器が「真実」だと証明し、ジェラミーの目撃情報が記録された大昔の資料が大量に発見されたことから、ギラたちは信じるしかなかった。
 その後もジェラミーは、ギラたちを翻弄しまくり! 奪ったシュゴッドソウルのひとつをヒメノ(村上愛花)に返したかと思えば、デズナラク8世を逃がした疑惑を生み、ギラたちに剣を向けられてしまった。
 自分が何者であるか、謎を解く鍵を物語の"行間"に隠したと主張するジェラミーと、何のことかさっぱりわからない王様たち…。しびれを切らしたジェラミーが自ら説明した行間のひとつとは、歴史から消された物語のことだった。彼によると、2000年前に人類を救った英雄は5人ではなく実は6人おり、6人目の英雄は女のバグナラクと恋に落ちたという。その幻の英雄とバグナラクの間に生まれたのがジェラミーだ。ジェラミーの目的は、人間とバグナラクの戦いを止めることだった。
 ジェラミーの回りくどさに王様たちが呆れていたそんな時、デズナラク8世が出現! 人類との共存を望まずに敵意を向けてくるデズナラク8世と、ジェラミーはひとりで戦うことに。王鎧武装でスパイダークモノスに変身し、トリッキーな攻撃であっという間にデズナラク8世をねじ伏せるのだった。
 「人もバグナラクも、王すら統べる狭間の王に皆忠誠を誓いました…とさ」と物語を終わらせようとするジェラミー。しかし、我の強い王様たちがこのまま黙っているわけがない。はたして、6人は手を取り合うことができるのか? それがわかるのは、また次のお話…。

脚本:高野水登
監督:上堀内佳寿也
アクション監督:渡辺 淳
特撮監督:佛田 洋(特撮研究所)