ストーリー

4月16日(日)放送

7神の怒り

東映特撮ファンクラブでこの話を視聴する

 シュゴッダムの王子として歓迎されるも、ギラ(酒井大成)は国民から再び反逆者として恐れられてしまった。彼が児童養護園に隠れている頃、ヤンマ(渡辺碧斗)とヒメノ(村上愛花)は、ゴッドスコーピオンによって戦えなくなったシュゴッドたちを復活させようと対立していた。戦闘不能の原因をゴッドスコーピオンによる「未知の毒」と診断したヒメノはイシャバーナの医療チームを集め、「システム障害」と主張するヤンマはンコソパのテックチームを率いて、2組は復旧作業という名の「技術力対決」をすることに。
 普段は他人に命令してやらせるヒメノが自らシュゴッドの復旧作業をする理由には、15年前に起きた災害「神の怒り」が関係していた。多くの人々が犠牲になった「神の怒り」は、彼女いわく災害ではなく、謎の男が引き起こした事件だという。なんとその男は、ヒメノの両親であるイシャバーナの前の王と王女を殺したのだ。両親の遺体からサソリに似た未知の毒が採取されたことから、ヒメノはゴッドスコーピオンにこだわっていた。
 そんな時、巨大化したサナギムとグンダジームがシュゴッダムを襲撃! そこに一度姿を消したゴッドスコーピオンが現れ、駆けつけたギラは会話を試みるも失敗してしまった。一人で何とかしようと突っ走るギラと、彼に熱い気持ちをぶつけるヤンマ。対立していたはずが協力してシュゴッドを復活させたイシャバーナ医療チームとンコソパテックチーム。そして、ゴッドスコーピオンと心を通わせるヒメノ…。ひと時であるが全員の結束によって、ギラたちは巨大サナギムとグンダジームに勝利するのだった。
 回復したゴッドカブトとゴッドスコーピオンが仲良くどこかへ去っていくのを見届けたギラ、ヤンマ、ヒメノ。ヤンマとヒメノに見逃してもらったギラが急いで児童養護園に戻ると、なんと子供たちがシュゴッダム兵に捕まっており、さらにはそこにリタ(平川結月)の姿が! 驚くギラに、リタは「ラクレス(矢野聖人)が決闘裁判を望んでいる」と言い放ち…!? 子供たちを人質にされてラクレスと戦うしかないギラの運命はいかに? 因縁の兄弟対決が繰り広げられるのは、また次のお話…。

脚本:高野水登
監督:山口恭平
アクション監督:渡辺 淳
特撮監督:佛田 洋(特撮研究所)