ストーリー

3月26日(日)放送

4殿のオモテなし

東映特撮ファンクラブでこの話を視聴する

 ギラ(酒井大成)、ヤンマ(渡辺碧斗)、ヒメノ(村上愛花)は、突然現れた三大守護神の一体ゴッドカブトと空中で交戦し、「トウフ」国に飛ばされてしまう。田園でひとり目覚めたギラは、殿様カグラギ(佳久創)と出会い、国民たちから手厚い歓迎を受けることに。しかしこの時、ギラは気づいていなかった。ゴッドカブトを操っていた人物が、本来の所有者であるラクレス(矢野聖人)ではなく、実は目の前で豪快に笑うカグラギだったことを…。
 そんな時、またしてもデズナラク8世率いるバグナラク軍が人々を襲い出した。デズナラク8世の目的は、チキューの秘宝のひとつであるゴッドカブトだ。カグラギはその場しのぎの約束でバグナラク軍をいったん退け、嘘泣きと巧みな話術でギラ、ヤンマ、ヒメノを扇動して彼らの協力を得るのだった。
 ついにやってきた約束の日。デズナラク8世との交渉をあえて決裂させたカグラギは、襲い掛かってくる大量のサナギムを華麗に倒し、一方のギラたちは巨大化したタニジームと戦うことに。ここまでは作戦通り…だったが、ゴッドカブトの予期せぬ出現で混戦となってしまい、そこでギラはようやくカグラギの狙いに気づく。やり方はともかく国を守ろうとするカグラギに心を動かされたギラは、共闘によって巨大タニジームを跡形もなく消し炭にするのだった。
 平和を取り戻したトウフ国で、これまでの行いを全員に詫びるカグラギと、彼を許して固い握手を交わすギラ。一件落着…かと思いきや、カグラギの悪だくみはこれで終わらなかった。なんと彼は、「ゴッカン」国王兼最高裁判長リタ(平川結月)に「ギラがトウフ国の領土を侵略した」と虚偽の通報をしたのだ。カグラギによってワナにはめられたギラの運命はいかに!? それが明らかになるのは、また次のお話…。

脚本:高野水登
監督:上堀内佳寿也
アクション監督:渡辺 淳
特撮監督:佛田 洋(特撮研究所)