ストーリー

3月19日(日)放送

3我がままを捧ぐ

東映特撮ファンクラブでこの話を視聴する

 「ンコソパ」国民の協力もあって、巨大化したボダルジームを見事倒したギラ(酒井大成)とヤンマ(渡辺碧斗)。しかし、勝利の余韻に浸る間もなく、ふたりは「イシャバーナ」国の女王ヒメノ(村上愛花)に連れ去られてしまう。
 イシャバーナにやってきたギラとヤンマは、超絶ワガママな性格のヒメノに振り回されっぱなし。執事セバスチャン(吉満寛人)にあれこれ要求し、いきなり国民の家を破壊し、ゴッドクワガタを手に入れたいがためにギラを拘束するなど、ヒメノはやりたい放題だ。ワガママだが美しくてカリスマ性あふれるヒメノを多くのイシャバーナ国民は慕っているが、一方で彼女を良く思わない貧しい国民もいた。その国民の娘は足が不自由で、過去にヒメノに手術してもらうも歩けずに車椅子で生活していた。
 そんな時、地帝国「バグナラク」からやってきたサナギムと巨大化したフンジームがイシャバーナを襲撃する。ギラがクワガタオージャーに、ヤンマがトンボオージャーに変身して街中で戦う中、あの車椅子の少女が逃げ遅れてピンチに! 怯える彼女を泥だらけになって救ったのは、誰よりも穢れを嫌うあのヒメノだった。カマキリオージャーに変身したヒメノは、「ただ我がままに、我が道を征く!」「この国の全部が私のお気に入りなの。誰も死なせない!」と宣言! そんな彼女の言葉に胸を打たれたクワガタオージャーは、キングオージャーを召喚。3人が力を合わせて共闘…と言っていいかはわからないが、見事巨大フンジームを撃破するのだった。
 再び平和を取り戻したイシャバーナで、ギラは思い出した。ヒメノが破壊した家に住む国民に実は幸せな暮らしが約束されていたことや、以前自身もシュゴッダムで彼女に助けられたことを。ヒメノのワガママに救われる人々は、たくさんいるのだ。
 ヒメノを仲間にしたいギラと、彼に呆れるヤンマ、そしてギラの勧誘を無視するヒメノ。そんな3人に、突然現れた三大守護神の一体ゴッドカブトが攻撃し…!? ゴッドカブトはなぜギラたちに敵意を向けるのか? ゴッドカブトを操縦しているのは誰なのか? その秘密が明らかになるのは、また次のお話…。

脚本:高野水登
監督:上堀内佳寿也
アクション監督:渡辺 淳
特撮監督:佛田 洋(特撮研究所)