ストーリー

3月12日(日)放送

2誰がための王

東映特撮ファンクラブでこの話を視聴する

 守護神が宿る最強国「シュゴッダム」は、地帝から蘇った悪の帝国「バグナラク」によってピンチに陥るが、クワガタオージャーに変身したギラ(酒井大成)に救われた。しかし彼は、国王ラクレス(矢野聖人)に逆らったことで、兵士たちに追われてしまう。そんなギラの前に現れたのは、5王国同盟を拒否した問題児であり、「ンコソパ」国の王であるヤンマ(渡辺碧斗)だった。
 ヤンマに連れ去られてンコソパにやってきたギラは、電子制御化されて発達した国内にビックリ。そんな時、バグナラクがまたしても大量のサナギムを使って人々を襲い始めた! ヤンマがトンボオージャーに、ギラがクワガタオージャーに変身してサナギムを倒していく中、そこにバグナラクの王・デズナラク8世と宰相・カメジムが姿を現す! 「夜までに、チキューの秘宝である"伝説のシュゴッド"を渡せ」と言い去ったデズナラク8世たち。最悪の事態で、ラクレスが臨時放送でヤンマに求めたのは、「防衛出動をする代わりにンコソパ王が跪いて詫び、ギラを引き渡すこと」だった…。
 ギラとヤンマが互いに意思を曲げずにぶつかり合う中、ついに決断の時が。モニター越しにンコソパ国民へヤンマが放ったのは、「俺ァ媚びねぇ、へつらわねぇ。誰が相手になろうとも、意地とド頭でブッチギる!」「お前ら、いいから黙ってついてこい!」「俺は誰にも負けねぇからよ!」という言葉だった!
 シュゴッダム国と交渉が決裂し、さらにデズナラク8世によって巨大化したボダルジームがンコソパ国を襲う中、ギラとヤンマが共闘してキングオージャーを召喚! 国民の協力もあって"ンコソパ流"の戦いで見事ボダルジームを倒すのだった。
 ンコソパに再び平和が訪れたのもつかの間。突然現れたゴッドカマキリが、口ゲンカをするギラとヤンマを捕まえて飛び去っていくが、ふたりはどこへ連れていかれるのか? それはまた次のお話…。

脚本:高野水登
監督:上堀内佳寿也
アクション監督:渡辺 淳
特撮監督:佛田 洋(特撮研究所)