キャスト

百野冬美男(ひゃくの・ふみお) 小日向文世

南葉署刑事。他人にルーティーンを乱されたり、パーソナルスペースに侵入されたりすることを心底嫌がるのに、自分はズバズバと思ったことを口にして相手をカチンとさせてしまう、人付き合いの才能ゼロな男。説明すればするほど嫌な人物のようだが、実際は不器用ながら必死に生きている、愛すべき男。以前は元妻・紗代が現夫・岳太郎と営む居酒屋の2階に住んでいたが、最近、独身寮に引っ越した。

一ノ瀬貴一(いちのせ・きいち) 工藤阿須加

百野とコンビを組むことになった新人刑事。パーソナルスペースをきっちり守ってほしい百野とは正反対で、どちらかというと相手との距離が近い、人懐っこい体育会系キャラクター。
よくしゃべり、よく食べ、よく眠る。悪くいえば単純で、よくいえば太陽のような明るさを持つ青年。

九十九健作(つくも・けんさく) 林家正蔵

南葉署の副署長。以前は百野の部下だった。百野のこだわりと奇行にあきれることも多いが、彼のおかげで出世できたこともあり、百野の才能に理解を示している。

橋本紗代(はしもと・さよ) 西尾まり

百野の元妻。再婚して夫・岳太郎と居酒屋を営んでいたが、店をたたんで警察官の独身寮の寮母として働いている。百野の欠点は熟知しており、ひたすら面倒な男だと思っているが、姿を見ないと心配になったりもする。

橋本岳太郎(はしもと・がくたろう) 大谷亮介

百野の元妻・紗代の再婚相手で、百野とは幼なじみ。現在は警察官向け独身寮で料理長を務めている。妻の元夫という事情はさておいて、百野のことを一周まわってかわいそうな男だと思っており、何かと気にかけている。

万城目千鶴(まんじょうめ・ちづる) 森口瑤子

南葉署の刑事課長。第1弾では百野とペアを組んでいた。大雑把で肝っ玉母さん的な性格で、細かいところにこだわる百野に辟易していたが、百野の手柄で出世することができた。百野とコンビを組む一ノ瀬に同情し、元パートナーの“取り扱い”について伝授する。

長谷川凛子(はせがわ・りんこ) 原 沙知絵

メディアで大人気の収納家。思い出に縛られるなんてナンセンス、不用品は潔く捨てるべきというセオリーを提唱している。キャッチフレーズは「収納すっきりで、あなたの人生すーいすい」。

亀田亜希恵(かめだ・あきえ) 安藤玉恵

凛子のライバルの収納家。凛子とは“真逆”の理念を持ち、モノを無理に捨てる必要はないと主張。思い出とともに生きる収納を目指している。