ストーリーSTORY

2023年6月21日 よる9時~

第3話 疑惑

 警察組織の内部告発を行う暴露チャンネル《ポリス浄化ぁ》で、顔はモザイクで隠されているものの、初めて鑑識官が取り上げられることに。そんな中、引きこもりの無職・池添一雄(有薗芳記)が、自宅玄関付近で何者かに刺殺される事件が発生。天樹悠(東山紀之)、青山新(塚本高史)ら新専従捜査班は、ケガをし自宅で寝たきりの一雄の母親・鞠子(丘みつ子)、大学教授で、学会に出向いて留守にしていた父親・清太郎(津嘉山正種)に聞き込みを開始する。鞠子は犯行当時、何も物音は聞こえなかったと供述するが…。一方で、現場で鑑識を進める天樹の同期である鑑識官・岡崎周平(藤本隆宏)は、凶器のナイフに異様な動揺を見せる清太郎に気付くのだった。
 やがて、周辺の防犯カメラの映像の解析などから、窃盗の前科がある宮本良和(成田瑛基)の存在が浮上。海老沢芳樹(田辺誠一)と坂下路敏(小瀧望)はさっそく身柄を拘束するが、現場に残されていた足跡と、宮本の足のサイズが合致せず…。まさか、共犯者が――!? そして、天樹たちの聞き込みで、被害者の一雄の秘められた素顔が徐々に明らかになって…。はたして、生前の一雄がSNSに書き込んだとされる、ある危険なメッセージとは?  そんな中、清太郎が凶器と同型のナイフを購入していた事実が発覚するのだった。
 そして事件は、法に則り、犯罪者を逮捕して送検することが刑事としての正義だと信じていた天樹の信念を根底から覆す事態へと進展していく――。

  • 監督:柏木宏紀
  • 脚本:吉本昌弘