STORYストーリー

2021年7月21日(水)よる9時

第3話

 路地裏で男性の刺殺体が見つかった。臨場した警視庁特別捜査係刑事・天樹悠(東山紀之)は、被害者の所持品から宮城県の地方紙の切り抜きを見つける。半年前に白石市内の山中でキャンプしていた大学生2人が新種の毒キノコを食べ、ひとりが死亡したことを報じた記事だった。刺殺体を解剖した堂本俊太郎(北大路欣也)は、記事のことを聞くと……一瞬表情を変える。
 まもなく、被害者が、半年前に出所したばかりの山崎勝利(向野章太郎)と判明。山崎の靴に付着していた土の成分から、彼が最近、白石に足を運んでいた可能性が浮上し、天樹と海老沢(田辺誠一)は宮城県へ―――。
 山崎は記者を装い、白石で毒キノコ事件についてかぎまわってらしい…そして、事件について“赤いコートの女”が探っていたことも明らかになる。
 さらに、20年前に宮城で起きた毒物事件にも、山崎が容疑者として浮かんでいたそうだ…そして、解剖を担当していたのが、堂本だった!当時、堂本は捜査に強く口を出してきたというが…。天樹は、常に警察と一線を引いてきた堂本が捜査に口を挟んだことを知って驚く。
 同じころ、都内で捜査を進めていた水田環(倉科カナ)と青山新(塚本高史)は事件当日、赤いコートの女が都内で山崎と接触していた事実を突き止める。女が映っていた防犯カメラ映像を解析したところ、思いもよらぬ人物だとわかり…!? はたしてその女の正体は…!? 刺殺事件と毒キノコの関係は…!? そして―20年の時を経て動き出した「毒キノコ」事件の真相とは…!?