STORYストーリー

2019年9月18日(水)よる9:00~10:09

最終回拡大スペシャル

 廃工場で腹部を刺された男の遺体が見つかり、専従捜査班の天樹悠(東山紀之)と海老沢芳樹(田辺誠一)が現場に急行する。先に着いていた青山新(塚本高史)は、被害者の岡崎誠(井上康)が数字の羅列が書かれた紙片を握りしめて事切れていたという。さらに天樹は、岡崎のポケットから『外交官水田純平』と書かれた名刺を発見する。
 捜査会議が始まる前、部屋に入ってきて上座に着いた幹部の姿に天樹らは衝撃を受ける。かつての仲間・沙村康介(髙嶋政宏)だったのだ! しかも管理官という立場で、この捜査の指揮を取るという。さらに、あろうことか「この事件から専従捜査班を外す!」と宣言。片桐正敏(吉田鋼太郎)は反論するが、一蹴されてしまう。
 一方、会議で配られた資料を見て黙り込んだ水田環(倉科カナ)の様子が気になった天樹は、環を誘って飲みに行くことに。環は、資料に載っていた名刺が父・純平(河相我聞)のものであること、外交官の父が17年前に赴任先のインドネシアから帰国した日に転落死したこと、実家で見つけた写真に岡崎が写っていたことを告げる。
 専従捜査班の締め出しが続く中、岡崎の前職はコーディネーターで、インドネシアで会社を経営していたことがわかる。岡崎の死と17年前の純平の死には関連があると踏んだ専従捜査班が、純平について調べようとデータベースにアクセスすると、「特S案件」でアクセス不可…。
 また、純平の元上司で外務審議官の山口敏也(橋本じゅん)に聞き込みをした結果、外務省に「17年前の外交機密費に不正流用の疑いあり」という怪文書が届いたことも判明し、事態は混迷を極める。
 ――特S案件、外交機密費の不正流用、専従捜査班の締め出し、そして大きな壁となって立ちはだかる沙村…。この事件には、何か裏があるのではないかと考えた片桐は、沙村の圧力を無視し、捜査を続行すると宣言する。
 そんな中、17年前、岡崎の口座に10億円もの大金が入金されていたことがわかり、純平が外交機密費を横領し、岡崎に流したのではないかという疑惑が生じる。
 万が一、純平が横領していたら環の警察人生は終わる…。そうでないことを願いつつ、専従捜査班が奔走する中、天樹に魔の手が忍び寄り……!