STORYストーリー

2020年12月17日(木)よる8:00~

最終回2時間スペシャル

 京都府警本部でウェブ会議システムを導入することとなり、榊マリコ(沢口靖子)ら科捜研がモニターとして体験してみることになった。科捜研にはシステムを開発したプログラマー・名村康祐(井俣太良)と営業担当者・椎木智里(佐藤玲)が説明に訪れ、メンバーのほか、土門薫刑事(内藤剛志)や蒲原勇樹(石井一彰)にも科捜研の会議専用のIDとパスワードを発行することとなった。

 翌朝、さっそく科捜研の面々でウェブ会議を開いていたところ、土門が参加してきた。だが、土門の様子がどこかおかしい。画面に映っているのは薄暗い空間で、顔も汚れているようだ。

 その直後、土門の口から出たのは、驚くべき言葉だった。なんと土門は、バー経営者・安在志津枝(南野陽子)とともに何者かに監禁されてしまったというのだ。しかも現場には、身元不明の男性の遺体もあるという――。

 実は昨夜、土門はコンビニエンスストアで取り乱した様子で金をおろす志津枝と遭遇。不審に思って聞いたところ、志津枝のもとに見知らぬ男の遺体が映った動画が届いていたことが判明。場所は彼女が営むバーの地下倉庫らしく、動画には「お前の店で人が死んでいる。今すぐ100万円持って来い。誰かにバラしたら動画をネットにさらして店の評判を落とす」という謎の脅迫メッセージが入っていたとわかる。

 さっそく彼女の店に向かった土門は、地下倉庫につながる階段を下りていたところで何者かに後頭部を殴られ昏倒。目覚めたときには、地下倉庫内で手錠をかけられ、携帯電話も奪われていたという。志津枝も同様に監禁されていたが、土門は彼女をしばりつけていたヒモをなんとかほどくことに成功。手錠で身動きが取れないため、志津枝に室内を調べてもらい、遺体の下から1台のノートパソコンを発見。志津枝に頼んで、マリコたちのリモート会議にアクセスしてもらったのだ。

 店の場所を聞いたマリコは蒲原に依頼、すぐに刑事たちが駆けつけ地下倉庫に突入するが、そこには誰も予想だにしなかった光景が広がっていた――!? その後、マリコは手がかりを求めて監察医・風丘早月(若村麻由美)とともにリモートで検視に挑むことに…!?