STORYストーリー

2020年11月26日(木)よる8:00~

第6話

 京都市内のトンネルで、有名カメラマン・梶木譲士(栄信)の遺体が見つかった。現場の状況から、被害者は別の場所で殺害され運ばれてきたものと思われたが、臨場した榊マリコ(沢口靖子)は着衣に白い粉が付着しているのを発見する。また、梶木のズボンのポケットから、幼い少女が写った写真の切れ端を見つける。

 そこへ、藤倉甚一刑事部長(金田明夫)が組織犯罪対策課の刑事・中川昇(須田邦裕)を伴って現れた。中川によると昨夜、薬物取引が行われるという情報が入り、とあるパーティーに潜入していたところ、参加者のひとりだった梶木が途中で行方をくらましたという。2人は白い粉を薬物とにらんでいるようだった。

 ところが鑑定の結果、白い粉は薬物ではなく岩塩と判明。梶木は死の直前、“シロギス”という魚の干物を食べたこともわかった。また、梶木は数年前まで第一線で活躍していたが、最近は仕事を脅し取るため関係者のスキャンダルを隠し撮りしていた事実も発覚する。

 事件当夜、梶木が参加していた宴席は、人気モデル・水沢キヨラ(矢島舞美)のバースデーパーティーだった。“果物のように潤いたっぷりのジューシー肌”をアピールポイントに掲げるキヨラは、パーティーの料理に干物があったかと問うマリコに対し、「私がそんな乾いたものを食べるわけないでしょう」とイライラ。当日の料理を手がけたカフェのオーナー・草谷ゆり子(長野里美)も、フルーツ中心で魚は出さなかったと証言する。だが、その矢先、パーティーの片隅でキヨラと梶木が言い争っていたという目撃証言が浮上して…。

 その後、科捜研は、被害者の足どりを追うため、梶木が最後に食べた干物を徹底捜索する。そしてとある実験を行うため、マリコは多数の高級魚を使って干物作りに乗り出すことに…!? 干物が語る、衝撃の真相とは…!?