ストーリーSTORY

2020年3月19日(木)よる8:00~

最終回スペシャル

 殺人事件で指名手配をかけられ、長らく逃亡していた芳賀悦郎(田中要次)が逮捕された。本人は犯行を否認し、弁護士も鑑定の証拠能力に疑問を唱え、再鑑定が行われることに。科警研は、榊マリコ(沢口靖子)に白羽の矢を立て、その依頼に訪れたのは、彼女の父で元科捜研所長の榊伊知郎(小野武彦)だった!
 科捜研メンバーたちはさっそく事件現場へ赴き、当時、兵庫県警が行った捜査について検証を行う。

 『加美鳴沢写真家殺人事件』は20年前、京都と兵庫の府県境にある別荘地で発生。写真家の狩野篤文(比留間由哲)が自身の別荘『雷冥荘』で射殺され、凶器の猟銃からは友人で小説家の芳賀の指紋が検出された。
 事件当時、雷冥荘には2人以外にも狩野の友人、妻、モデル、アシスタントの計6人が集っていた。管理人の証言によると、他には雑貨店の店員が軽トラックで食材を届けに訪れただけで、別荘地のゲートが閉ざされた夕方以降、人の出入りはなかった。
 夕食を兼ねたパーティーで狩野は、芳賀と激しく言い合いをした後、1人でアトリエに籠り、翌朝、射殺体で発見された。同時に芳賀も行方をくらましてしまい…。兵庫県警は、その経緯と猟銃に指紋が付着していたことから、芳賀が狩野を射殺し逃亡を図ったものと見ていた。

 マリコは猟銃の指紋に疑問を感じて検証を行い、「芳賀が犯人とは言い切れない」と裁判員裁判の法廷で証言し、兵庫県警と真っ向から対立してしまう。しかし芳賀が犯人でないなら、いったい誰が狩野を殺したのか。真犯人を突き止めるべく鑑定を進めるマリコたち。
 一方、法廷には事件当時、別荘に滞在していた者たちが証人として一堂に会し、過去の秘密や本音を暴露して裁判は荒れに荒れまくる。
 そんな折、なんと第2の犠牲者が…20年経った今も事件は続いていたのか!?
 事件がより複雑な様相を呈していく中で、科捜研の鑑定により意外な手がかりが発見される!
 狩野殺しの真犯人と、あまりに意外な背景とはいったい?
 マリコの鑑定が真相を全て解き明かす!

ゲスト:小野武彦、田中要次、河井青葉、東根作寿英