第9話2016年1月21日

 子ども服のインターネット販売を手がける橘静香(須藤理彩)が、自身の仕事場で刺殺された。
 静香は臨月を迎えた妊婦だったが、腹部をさわった榊マリコ(沢口靖子)が違和感を覚えて調べたところ、なんと“妊婦ジャケット”を着用していただけと判明!  静香は夫や姑にも妊娠したふりを続け、出産準備の品まで買い揃えていたことがわかる。
 現場には複数の足跡 、糸をよって作られた短めの白い紐、 血のついたタオルなどが残されており、マリコたちが鑑定したところ、事件当夜、現場には被害者のほかに2人の女がいたという事実が浮かび上がる。血痕を分析した結果、そのうちひとりは本物の妊婦であり、現場には聴診器も残されていたことから、もうひとりは助産師ではないかと思われた。さらに、生前、静香が口座から1000万円を引き出していたことも発覚。マリコは、1000万円と妊娠偽装との間に因果関係があると考える。
 その矢先、現場にあった白い紐が、“マザーズテラス”という団体オリジナルのお守りであることを突き止めたマリコたち。マザーズテラスは、さまざまな問題を抱える女性たちを受け入れ、共同生活を送らせる“駆け込み寺”のような施設で、代表の秋山可奈子(山村紅葉)は助産師の資格を所持していた。
 マザーズテラスを訪れたマリコを、可奈子は入会希望者と勘違いし、やさしく抱きしめる。だが、警察だとわかると打って変わったように仏頂面になり、協力を拒むが…!?

バックナンバー