第4話-2014年11月6日-

 1軒の町家で、女性の死体が見つかった。駆けつけた榊マリコ(沢口靖子)たち科捜研のメンバーは、驚愕! なんと現場は、天井近くまでうずたかくゴミの山が積まれた、いわゆる“ゴミ屋敷”だったのだ。ここにあるゴミすべてが事件の証拠品なのか…と、一同は言葉を失う。
 ゴミの山を乗り越えて、遺体と対面したマリコ。被害者は、その町家を貸している大家の滝田育代で、検視の結果、窒息死と判明する。だが、首に絞められた痕はなく、耳の後ろに謎の赤い物質が付着していた…。
 育代から町家を借りているゴミ屋敷の住人・早川涼子(末永遥)と連絡がつかないことを重視した捜査一課の土門刑事(内藤剛志)たちは、まず彼女の行方を捜す。コミュニティーソーシャルワーカー・長岡雅(安達祐実)によると、涼子は最近ゴミが増えすぎたため、ここ1カ月ほど別の場所で暮らしているようだという。コミュニティーソーシャルワーカーとは、社会から孤立しがちな人々が抱えるさまざまな問題に行政と共に取り組んでいく仕事で、雅は育代からゴミの件で相談を受けていたと話し、涼子のことも気にかけている様子だった。
 まもなく、ネットカフェに滞在しているところを発見された涼子は、自分は犯人ではないと主張。久しぶりに戻った自宅を見て、自分が置いた場所とは違うところにゴミが積まれていると訴える。その言葉をヒントにマリコは、新しいゴミ袋の上に古いゴミ袋が積まれていることを発見する。窓が割られていることからも、何者かが現場に忍び込み、ゴミを移動させたのだろうか!? それは何のために…!?
 そんな中、被害者の育代が、雅に対して「ゴミの片づけが進まないのはあんたのせいだ」とクレームをつけていた事実がわかり…!? さらに、現場で証拠品回収を続けていたマリコたちは、雅のものと思われる遺留品を発見することに…!?

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