第15話2014年3月6日放送

 老人ホーム“百合根荘”で火災が発生し、入居者のひとり、山路肇(森下哲夫)が焼死した。同じ入居者の倉林宗次朗(綿引勝彦)は、火災報知器が鳴ったため駆けつけたところキッチンで山路が炎に包まれており、消火器を使って火を消したと話す。実は火災の数時間前、百合根荘では山路が倉林に殴られ、救急車で搬送されるというもめ事が起きていたが、倉林をはじめ、石川鱒乃(長内美那子)、三島ツゲ子(中里ひろみ)、佐々本清子(宮本毬子)ら入居者はトラブルの原因について口を堅く閉ざす。
 榊マリコ(沢口靖子)たち科捜研の鑑定の結果、火元はガスレンジと判明。火だるまになった山路が歩いた痕跡からは、灯油の成分が検出された。所轄署は、山路が給油中に誤って灯油をこぼしたのち、料理をしようと思ってガスをひねって引火してしまったのだろうと断定。確かに科捜研の鑑定でも事件性は見当たらず、藤倉甚一刑事部長(金田明夫)は調理中の事故として処理するよう指示する。
 だが、捜査一課刑事の土門薫(内藤剛志)は調理台に丸ごと1個のキャベツが出されているなどキッチンの不自然さに疑問を抱き、マリコは遺体に窒息に似た痕跡が残されていることが気になる。
 そんな中、百合根荘は老人ホームとして届け出られた施設ではないことが発覚、大家の掘祐子(大河内奈々子)は賃貸住宅に高齢者が多いだけだと主張するが…!?

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