第8話2013年12月12日放送

 歴史ある寺が、何者かに放火される事件が起きた。隣接する土地にマンション建設が予定されており、それに反対する住職・泉川祥英(佐川満男)と蔵前元宏(佐藤蛾次郎)ら近隣住民たちは、不動産会社社長・速水伸也(高橋和也)の仕業に違いないと主張する。
 榊マリコ(沢口靖子)たち科捜研のメンバーが調べたところ、防犯カメラに犯人らしき男が写っており、逃走経路のごみ箱から遺留品のバッグが見つかった。バッグの中からは、灯油が入れてあったペットボトルと少量の砂が…。不思議なことに、その砂は小豆島、岐阜、島根という3カ所の異なる場所の砂だった。また、事件当夜は風が吹いていなかったにもかかわらず、火元の真上ではなく、斜め上の軒が最も燃焼していたことも大きな謎だった。
 そんなとき、住民たちが騒ぎ出した。実は、寺では25年前、不良少年が地蔵を破壊する事件が起きていたのだが、そのときの犯人が高校時代の速水だった事実が判明したのだ…!マリコは、「善良ぶった人間ほど実は恐ろしいもの」と、住民たちに冷たいまなざしを向ける速水の人となりに興味を抱くが…!?

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