第5話2013年11月14日放送

 心臓を患い、大学病院から退院したばかりの飯村長治郎(倉石功)が、自宅で突然死する事件が起きた。妻の房子(萩尾みどり)は元教師の経験を生かしたボランティアの授業中で、看護師でもある娘の望(平田薫)は勤務中の出来事だった。
 榊マリコ(沢口靖子)の検視でも、風丘早月(若村麻由美)の解剖でも病死と鑑定されるが、仕事の合間に父親の面倒を見ていた望は「手術が成功して自宅療養中だったのに、病死などおかしい」と訴える。自身も激務のかたわら母親の介護にあたっている化学研究員・宇佐見裕也(風間トオル)は望に同情、遺体の血液検査をしたいと申し出る。
 その結果、血中からモルヒネが検出された。長治郎は医師からモルヒネを処方されてはいたが、宇佐見は血中に残存していたモルヒネの量が多いことに着目。モルヒネと相反する作用を持つ毒物を投与されたのではと主張し、病気による発作が死因と鑑定したマリコと対立する…。

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