2025年6月21日(土)よる9時~放送

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番組概要

『このミステリーがすごい!』
大賞受賞作家・城山真一原作
本格刑務所ミステリー

竹内涼真主演で初映像化

「刑務官の仕事を描く、今まで
見たことがない新しい作品!」
熱き刑務官の温情が
大事件を引き起こす!?

竹内と初タッグ!木村文乃
謎に包まれた上級刑務官役で出演!!

感涙必至のクライマックス!

すべての人の“背中を押す”
希望と再生の物語!

《このミス》大賞受賞作家によるヒューマンミステリーを竹内涼真主演で初映像化!!

 『このミステリーがすごい!』大賞受賞作家・城山真一氏が、石川・金沢にある加賀刑務所を舞台に描いた、珠玉のヒューマンミステリー小説『看守の流儀』――。
 令和版『ショーシャンクの空に』とも評されるこの原作を、竹内涼真主演で初映像化&大型スペシャルドラマとして放送することが決定しました! 竹内が実直で情熱あふれる若き刑務官をひたむきに体現するほか、謎深き上級刑務官役で木村文乃が出演、2人が初共演をはたします。

受刑者を更生に導くため全力を捧げる看守たちを描く…《希望と再生》の物語!

 受刑者同士の対立や刑務官との関わり、そして家族や残された者たちとの葛藤――。閉鎖的な空間である刑務所は一般社会よりも濃厚な人間模様が渦巻いている場所です。
 この『看守の流儀』はそんな刑務所を舞台に、さまざまな事情を抱えた受刑者たちと彼らの更生に全力を尽くす刑務官たちの姿をとおし、希望と再生を描く、感動の本格刑務所ミステリーです。
 熱き刑務官がひとりの受刑者にかけた“ささやかな温情”が、刑務所の体制をも揺るがしかねない大事件を引き起こすこととなり、物語は緻密で巧妙な謎解きと濃厚な人間ドラマがからみあって展開。幾重にも張り巡らされた伏線が、驚きとともにすべて繋がっていく瞬間――涙せずにはいられないクライマックスが訪れます!
 脚本は、ドラマ『華麗なる一族』(2007年/TBS)、『スカイキャッスル』(2024年/テレビ朝日)、映画『そして、バトンは渡された』(2021年)、『月の満ち欠け』(2022年)など数々の名作を手がけてきた橋本裕志が担当。そして監督は、映画『神様のカルテ』(2011年、2014年)、『法廷遊戯』(2023年)、ドラマ『星降る夜に』(2023年/テレビ朝日)などで知られる、深川栄洋。最高の布陣で、感涙必至の物語を描き上げます。

情熱の刑務官×謎に包まれた上級刑務官が、事件の真相を追求する!!

 このストーリーの中心にいるのが、加賀刑務所に勤務する若き刑務官・宗片秋広(むなかた・あきひろ)と上級刑務官・火石司(ひいし・つかさ)です。宗片は受刑者を信じ、「彼らに生きる希望を与えることが看守の使命」という“流儀”を貫く、情熱あふれる刑務官。受刑者ひとりひとりに寄り添い、更生のためにできるだけのことをしようと日々奮闘しています。一方、ある特命を帯びて加賀刑務所に赴任してきた火石は冷静沈着で多くを語らず、謎に包まれた人物です。過去に何があったのか、端正な顔には、ひと筋の傷が刻まれていて…。
 “情熱”の宗片と“冷静”な火石。例えるなら、太陽と月とでもいうべき2人がぶつかりながらも刑務所内で起きたさまざまな事件の真相に迫り、受刑者、看守、そして家族の心をも救っていきます。

竹内涼真、撮影前に刑務所を見学!現場では役柄の《厚み》が増す実感!

 熱き刑務官・宗片秋広を演じる竹内涼真は、『君と世界が終わる日に』シリーズ(2021~2024年/日本テレビ)や、『六本木クラス』(2022年/テレビ朝日)、『Believe-君にかける橋-』(2024年/テレビ朝日)など数々の話題作に出演、見る者を強く惹きつけてきた人気実力派です。
 今回、刑務官という未知の領域を演じるにあたって、クランクイン前に実際の刑務所を見学したという竹内。「とても清潔でした。厳しい規則もあるとは思うのですが、規則正しく健康的に過ごすということをいちばんに考えられている場所だな、と…。撮影前に実際の場所を見ることができ、演じる上で大きな財産になりました」と、その印象を語りました。

 当日は刑務所長からもさまざまな話を聞き、「所長さんがおっしゃっていたのは、刑務所にとっては“何も起きない1日”こそが“いい日”なのだということ。そこを大前提として僕らはどう面白い作品を作るべきか、ものすごく考えさせられました」と、刑務所のリアルな日常を大切に描きながら、ミステリーとしての面白さをとことん追求していくことを決意! そんな思いとともに臨んだ撮影では「深川監督の演出が面白く、“こんな角度のアイデアもあったんだ!”と毎日驚かされました。そこに自分が作り上げてきた人物像を織り交ぜて、日に日に役としての厚みが増していく実感が楽しく、撮影は充実していましたね」と、刺激を受けながら宗片のキャラクターを深く掘り下げていったと告白しました。
 宗片は火石にたびたび反発するため、初共演の木村とも「緊張感あふれるシーンが多かった」と、全力で対峙。「火石は制帽を深く被っていて、なかなか目が合わないんです。どうやったら目が合うかな、と駆け引きしながら演じることができて楽しかったですね。たまに目が合うと、ドキッとしました(笑)」と共演秘話も打ち明けました。

木村文乃、謎深き《上級刑務官》という難役に挑む! 《座長》竹内には感謝!!

 対する火石司は上級試験合格者のキャリアで、フランスの刑務所に勤務した経験もある強者、端正な顔に、ひと筋の傷がある謎多き人物。屈強な刑務官たちの中、指導役として毅然と上に立つ難役に、『七人の秘書』シリーズ(2020年~2022年/テレビ朝日)、『スカイキャッスル』(2024年/テレビ朝日)などで凛とした存在感を放ってきた木村文乃が挑んでいます。
 原作の面白さに魅せられて出演を快諾したという木村は、自身が演じた火石役について「彼女は刑務官の中でも特別な試験をパスしないとなれない立ち位置の人物で、普通の会話でも相手の二手、三手先を読みながら話をするので、いつもどこか遠くを見ながら言葉を発するんですよね。“目を見て話したい”、“まっすぐ伝えたい”という気持ちを抑えてお芝居しなければならず、それがすごく難しかったですね」と心情を吐露。
 初共演の竹内の印象を聞くと、「とても人懐っこい方。重いシーンもある中、常に朗らかに現場に立ってくださり、長ゼリフのときに笑って和ませてくださるところは、さすが“座長”でした!」とリスペクトを込めて感謝を語っていました。
 そして「受刑者たちが“人間とは何か”という認識を刑務所で新たに構築してもらうことが仕事なのだと感じました。それがどれだけ繊細で重い任務なのか…。この作品は受刑者たちだけではなく、彼らの背中を押して見送る刑務官たちの物語。たくさんの人間模様が描かれているので、温かい気持ちで見ていただけたら」とメッセージも語っていました。

 複雑な事情を抱えた受刑者と彼らを待つ人々の珠玉の人間ドラマ、そして、受刑者を更生に導こうと尽力する熱き看守たちを描く、『看守の流儀』――。竹内、木村のほかにも個性豊かな豪華俳優陣が集結しています。気になるキャストは追って発表しますので、楽しみに続報をお待ちください!
あらすじ
 約500人の受刑者を収容する地方刑務所“加賀刑務所”の看守部長・宗片秋広(竹内涼真)は、受刑者と真摯に向き合う熱き刑務官。ある夜、受刑者のひとりで暴力団構成員・与崎猛(近藤公園)に自身の携帯電話を貸す。バレたら宗片自身が懲戒免職処分を受けかねない職務規定違反行為だが、与崎に幼い娘の声を聞かせることで更生への意欲を高め、組織との関係を断つための極秘更生プログラム“Gとれ講習”を受講してほしいという願いからだった。
 そのやさき、上級刑務官・火石司(木村文乃)が“ある特命”を帯びて加賀刑務所に赴任してくる。火石は宗片が与崎に携帯を貸したところを目撃したようだったが、なぜか「今後は慎むように」と注意を促すだけだった。
 その矢先、認知症の傾向があった受刑者・蛭川幸三(柄本明)が薬を包装シートごと誤飲し意識不明の重体に陥る。宗片の部下・西門隆介(井上祐貴)が目を離した隙の出来事で、このまま事故死となれば所内に調査が入り、所長の久世橋暁(内藤剛志)が会見で釈明する事態は免れない。処遇部長の蒲田潤一(北村一輝)は報告書を“自殺”としてねつ造するよう宗片に暗に迫る。この件の調査は火石が担うことになったが、宗片は火石が組織のために真実を隠ぺいするのではないかと疑い、反発する。はたして火石はどんな結論を下すのか…!? そして蛭川の容態は…!?
 蛭川の事件と前後して、元受刑者・源田陽一(渡辺大)が仮出所直後、更生保護施設から失踪する事態が発生。もしも源田が再び罪をおかしたら模範囚として早期出所を認めた加賀刑務所のメンツは丸潰れとなる…。蒲田の指令で宗片は源田の行方を捜し、彼の叔父・源田剛男(寺島進)を訪ねるが、手掛かりは得られない。服役中、源田には電話番号だけ記された差出人不明の謎の手紙が届いていたが、それが失踪と関係しているのか!? 行方を追ううち、ミカゲ(星野真里)というひとりの女性の存在が浮かび上がって…。
 さらに、宗片が与崎のためを思って行ったあの夜の”小さな温情”が、加賀刑務所を大きく揺るがす事件へとつながっていき――!?