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2020年12月15日

主演・上川隆也も期待!!
《自己評価高い系》!?自由な若手刑事・戸塚純貴が加入!「いい意味で『遺留捜査』を壊したい」と“恩人”上川に熱演を誓う!!
そして――初回2時間SPは《謎の鑑定家》柄本明、再び出現!!

遺留品にこだわる“風変わり刑事”が新年、連ドラで登場&新メンバーが加入!!

 大好評シリーズ『遺留捜査』の第6シーズンが、2021年1月14日(木)、スタートします! 2011年にシリーズが誕生して10周年、記念すべき節目を迎える本作に、新たなメンバーが加わることになりました。

戸塚純貴演じる、自己評価高い系(!?)の若手刑事がレギュラー入り!

 2018年夏クール以来、連続ドラマとして約2年半ぶりに帰ってくる第6シーズンの舞台は、おなじみ、京都府警“特別捜査対策室”、通称“特対”。先日、第6シーズン放送決定が情報解禁された際、主演の上川隆也は「これまでどおり、本質は変わらない『遺留捜査』をお届けしつつも、実は今回は、“新たな風”が吹いてくるような気配をどこからか感じております…」と新メンバーが加入することをさらりと予告していました。
 その言葉どおり、本作に新風を吹き込むのは――今、大注目の俳優・戸塚純貴演じる若手刑事・沖田悟。所轄署から京都府警本部に異動してきた沖田は、仕事を器用にこなすスマートな現代っ子ですが、いかんせん実力以上に自己評価が高く、「これがジェネレーションギャップなのか!」と、神崎莉緒(栗山千明)、佐倉路花(戸田恵子)、雨宮宏(永井大)ら特対メンバーをあ然とさせることもしばしば。そんな現代っ子らしい飄々とした沖田を、『私のおじさん〜WATAOJI〜』『ドクターX ~外科医・大門未知子~』(ともに2019年、テレビ朝日)など数々の話題作で変幻自在の演技を見せてきた戸塚が軽妙に演じていきます。

「“恩人”に成長を見せたい!」意気込む戸塚純貴に、上川隆也も期待大!

 上川と戸塚は、かつて上川主演の連続ドラマ『エンジェル・ハート』(2015年、NTV)で共演したことがあり、上川は当時、戸塚の振り切った演技に感服していたことを告白。「今回のキャスティングが決まったとき、何ひとつ不安を感じませんでしたし、むしろ“何をしてくれるんだろう”という期待を強く感じました。まだ撮影に入って間もないですが、すでに沖田悟という男が生き生きと動きはじめています」と、戸塚がもたらすさわやかな風に期待を寄せています。
 戸塚もまた、5年前の共演の際、上川がアドリブで緊張をほぐしてくれた気遣いを振り返り、「上川さんは、まさに“恩人”なんです。今回、成長した姿を上川さんに伝えられるようにこの役を演じなければと思っています」と先輩への“恩返し”を宣言! 「沖田自身は現代的な発想で自由な生き方を尊重している男。より多くのみなさんに楽しんでいただけるよう、いい意味で『遺留捜査』を壊していきたいです」と決意をみなぎらせています。

 手を抜くわけではないものの効率を重視したり、失敗しても悪びれなかったり、いちばんの若手なのにどこかエラそうな沖田は、これまで“特対”には、いなかったタイプ。しかし、そんな沖田にとっても糸村の自由すぎる行動は理解しがたいらしく、「糸村さんは何を調べているんですか?」「あなたも特対のメンバーですよね!?」と直球の質問で詰め寄ることも――。はたして《空気を読まない不思議キャラ・糸村聡》×《自由な現代っ子・沖田悟》は、どんな化学反応を起こすのでしょうか!?新メンバー・沖田悟は第6シーズン第2話(1月21日放送)から登場することとなります。

柄本明の怪演、再び! 暗躍する古美術鑑定家は事件に関わっているのか!?

 そして――期待高まる『遺留捜査』新シーズンは、2時間スペシャルでスタート! 初回は、関西政財界の大物が自宅で毒殺される事件が発生します。莫大な遺産の中で遺族それぞれが狙っているのは、被害者が所持していた時価3億円の名画。しかし、糸村は現場で見つけた1本の古びたスプーンに興味を抱き、その遺留品から事件の奥底に潜む真実をすくい上げていきます。
 第5シーズン初回で登場した、柄本明演じる古美術鑑定家・園田蓮が、再び事件の裏で暗躍!? そのほか中山忍、山谷花純ら実力派ゲストも迎え、謎が謎を呼ぶ極上のミステリーが繰り広げられていきます。
 はたして、糸村はスプーンからどんな真相を導き出すのでしょうか…!? 初回から、絵画のように幾重にも色を重ねたような濃密な物語が描かれていく第6シーズンに、ぜひご期待ください。

上川隆也(糸村聡・役)コメント

戸塚純貴さんとは2度目の共演となりますが、印象は?

 以前、共演したとき、戸塚くんは山寺宏一さん、ガレッジセールのゴリさんとのトリオのような役柄だったのですが、百戦錬磨のお2人に混じって一歩も退くことなく濃いキャラクターを演じてくださいました。ですから、今回キャスティングが決まったときも何ひとつ不安を感じませんでしたし、むしろ“何をしてくれるんだろう”という期待を強く感じました。まだ撮影に入って間もないですが、すでに沖田悟という男が生き生きと動きはじめている様が見受けられます。“自己肯定力の強い、イマドキの若者”という役柄設定を超え、戸塚くんのイマジネーションが生み出したキャラクターが造形されていく様は間近で見ていてとても楽しいですし、心強さすら覚えます。

戸塚さん演じる沖田悟刑事の加入によって、“特対”メンバーに変化は訪れますか?

 なんだかんだいって、特対のメンツは心が広いんでしょう。糸村を迎え入れた位ですから(笑)。必要以上に関わりあうこともなく、だからといって煙たがるわけでもなく……滑り出しはそんな関係性で動き出したように思います。でも今後、“実は沖田は有能だった”という部分が描かれるかもしれませんし、その一方でトラブルを起こすこともあるかもしれません。沖田悟という男がこれから何をしでかしていくのか、いかようにも想像がふくらむキャラクター設定になっているので、視聴者のみなさんにとっても楽しみのひとつになっていくのではないかと思います。

糸村と沖田のやりとりで今後、期待されていることは?

 糸村はどこか柳の枝のような男なので、強い風が吹いてきたらそれにそよぐだけのような気がするんです(笑)。そよぎながら己の本質を失うことなく10年間を過ごしてきた糸村が、沖田が今後、どのような人物だったとしても糸村は糸村なりに柔軟に対応していくだけかなと思っています。

初回2時間スペシャルのみどころを教えてください。

 今回、『遺留捜査』シリーズ初の試みとして、初回2時間スペシャルは季節をまたぐ形で撮影を行いました。夏からはじまって秋へと物語の季節が移行していき、新シーズンが冬を舞台に描かれるということを素直に受け止めていただけるような、ちょっと粋な仕組みになっています。ミステリーとしてはもちろん、京都の季節の移ろいも楽しんでいただけたらと思っています。

戸塚純貴(沖田悟・役)コメント

オファーを受けたときのお気持ちを教えてください。

 『遺留捜査』は、みなさんが知っている、代表的な刑事ドラマ。シンプルにうれしかったのですが、やっぱり10年も続いている作品に新たに参加するということで身の引き締まる思いを強く感じました。

上川隆也さんとは2度目の共演ですが、上川さんの印象は?

 初めてお会いしたときから、現場での気遣いや、役柄への向き合い方、探求心のスゴさ…など、非の打ちどころがない方だなという印象でした。初めて共演させていただいたとき、僕が演じていたのは、とにかく振り切らないとふくらまない役どころだったので、すごく緊張して固くなっていたんです。でも、上川さんが台本にないアドリブを出して現場を盛り上げてくださって、そのおかげで緊張がほぐれて…。だから、まさに“恩人”なんです。今回、成長した姿を上川さんに伝えられるようにこの役を演じなければと思っています。

“特対”には個性豊かな先輩方が集結していますが、チームに入っていかがですか?

 初日から上川さんが「来たな、このヤロウ!」って感じで、みなさんを盛り上げて迎えてくださったのが、本当にありがたかったです。撮影に入る前はすごく緊張しましたし、歴史を積み上げてきた作品に溶け込めるかなと考えていたのですが、中に入った瞬間にその垣根をみなさんがぜんぶなくしてくださったんです。僕自身、委縮して気を遣うより、思いきり演じることがみなさんへの礼儀だなと思っていますし、そんな僕に思う存分、胸を貸してくださる先輩方だなと実感しました。

沖田悟を演じる上で気を配っているところは?

 刑事って協調性や上下関係が大事になってくると思うのですが、沖田自身はそこに重きを置いていなくて、現代的な発想で自由な生き方を尊重している男です。だからこそ、型にはめることなく、彼ならではの発想や興味へのむき方など、自由さを大切に演じたいですね。どこか憎めない要素も必要かなと思うので、かわいげも保ちつつ、かといって基本的に沖田は賢い男ではあると思うので“天然”には見えないよう、手を抜かず繊細に演じたいと思っています。

これから『遺留捜査』でどんな“味”を出していきたいですか?

 沖田悟が、これまでの『遺留捜査』は存在しなかった、新鮮なキャラクターになったらいいなと思っています。多くの方々に長く支持されてきたシリーズですが、僕が出演するからにはより多くのみなさんに楽しんでいただけるよう、いい意味で『遺留捜査』を壊していきたいですね。