第8話[2013年6月5日放送]

 森田宗介(西村雅彦)が時おり和菓子店を訪れ、パート店員・長島弥生(酒井美紀)と談笑していることを知った仙堂卓巳(正名僕蔵)は、いつも高圧的な森田の弱みを握ろうと画策。同僚刑事・遠山修介(眞島秀和)を引き連れ、森田を尾行する。そのときだ。2人は偽造クレジットカードの取引現場に遭遇。だが、カードを買った男の一人を除き、全員取り逃がしてしまう。その翌日、偽造カードを売った男・岡野太一(村田充)の変死体が、月島中央署管内で見つかった! 遺留品を改めた糸村聡(上川隆也)は、前日の取引で得たはずの金が消えていることを発見。さらに、現場に落ちていた水上バスのチケットが気になってしまう。そのチケットにはなぜか、茶色い染みが付着していた…。

 さっそく特捜本部が設置され、月島中央署と警視庁捜査一課の面々は捜査を開始。まもなく、もうひとつの殺人事件が発覚する。新人作家・浅井徹(伊勢谷能宣)が自宅で殺されていたのだ。岡野が生前、浅井との間に“あるトラブル”を抱えていたとの情報から、岡野=犯人説が浮上。だが、殺人の動機としては弱すぎる感が否めず、捜査員たちはどうも釈然としない。

 一方、水上バスのチケットに付いていた指紋が特許庁職員・三枝達也(鈴木浩介)のものだという事実を掴んだ糸村は、彼のもとを訪問。だが、糸村からその報告を受けた森田と管理官・金子丈弥(小木茂光)は、瞬時に顔色を変える。さらに、糸村の案内で三枝の自宅を訪れた森田は、彼が不在であることを確かめると、どういうわけか弥生の自宅へ。実は森田らと三枝、弥生の間には“今なお消し去ることのできない接点”があり…!?

 やがて、岡野殺しの容疑者を特定する重要な証拠が見つかった! 容疑者の身柄を確保するため、特捜本部はローラー作戦を開始。そんな中、糸村は容疑者の家で見つけたドロップ缶に関心を寄せる――。

ゲスト:鈴木浩介 酒井美紀 中原丈雄 河相我聞 石井萌々果 小木茂光 ほか
脚本:大石哲也
監督:七髙剛

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