おさらい講座REVIEW

2025/1/23(木)放送

最新研究冬の今こそ知っておきたい
インフルエンザ&アレルギー徹底検証SP

【今回の先生】









●最新研究でわかった!インフルエンザ今知っておきたいこと







2つのウイルスに同時感染しても重症化するわけではないので、そこまで心配することはない。今年のインフルエンザで多いのが「治った後の肺炎」
関先生によると…今年のインフルエンザは肺に近い部分に炎症を起こすと考えられ、ウイルスで弱ったところに細菌の感染による肺炎が要注意!





昨年の夏に感染した人は抗体を持っているため、冬に感染しても症状があまり現れないことがある。 これを「隠れインフルエンザ」といい、知らないうちに周りの人たちにうつしてしまっているかもしれない。







昼間に何をすれば免疫力UPが期待できる?

昼寝
河本先生によると交感神経が優位になる昼間に短時間でも「リラックス」するのが良い。 そうすることで免疫細胞が働いてくれるので、好きな音楽を聴いたり、お茶を飲むなどリラックスする時間がとても大事!







河本先生は、ウイルスに感染した細胞やがん細胞を攻撃するキラーT細胞を世界で初めてiPS細胞から作製することに成功した。今後、ウイルス感染した際の治療薬となる未来が来るかもしれない!



●最新研究でわかった!冬のアレルギー今知っておきたいこと







矢上先生によると、空気が乾燥して肌が荒れやすくなる冬はアレルギーの発症に要注意!
肌の荒れた部分からアレルギーになることがわかってきて、素手で触った食べ物や化粧品から発症したり、職業柄で同じ食物に多く触る人が発症するケースもある。

【対策法】
肌のケアが重要!保湿クリームを朝と夜の2回。特にお風呂上がりはすぐに塗るのがGOOD!クリームを塗る量は、多めにたっぷりとベタつくくらいが良い!





【交差反応】
花粉によるアレルギー物質と果物などのアレルギー物質の形が似ていることで、実際には食物アレルギーではないのに、花粉症の人がその食物を食べた後にアレルギー症状を起こす現象のこと。









アレルギーは、本来攻撃しなくてもよい物質に免疫が過剰反応している状態。免疫のバランスを整え、正しく働くようにすれば、アレルギー症状を抑えられる可能性がある。

理化学研究所の大野博司先生の研究によると、食物繊維を多く与えたマウスのTレグ細胞(免疫の暴走を抑制する細胞)がほぼ与えないマウスの約2倍に増えた。ヒトでも同じことが起きると考えられ、アレルギーの抑制に期待ができる!