おさらい講座REVIEW
20224/9/12(木)放送
その不調 猛暑のダメージが原因!? 今からでも間に合う6つの回復法 2024最新版
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伊藤医院 副院長
有田玲子先生
【涙を蒸発させるエアコン冷え】
目を乾燥から守ったり栄養を供給する涙は水分を油が覆うようにできているが、夏のエアコン使用によって目が冷えたりすることで、油を分泌する腺が詰まり油の分泌が減ることで水分が蒸発してしまう。
回復ポイント「まばたき」
まばたきが浅かったり回数が減ったりすると、油がしっかりと分泌されないので、上まぶたと下まぶたをしっかり合わせるまばたきをきちんとすることが大事!
▼上まぶた
①2秒間、目を閉じる。
②軽く2回まばたきをする。
③2秒間、強く目を閉じる。
▼下まぶた
①まぶしい時の目をする。
②目尻を指で押さえ上げ、目を閉じようとする。
◎温めるのも効果的!
固まった油をとかして分泌を促すために、蒸しタオルをビニールに入れたものを目に置くなどして温める。
※蒸しタオルを直接目に置くと冷める時の気過熱でかえって目が冷えてしまうこともある。
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お茶の水血管外科クリニック 院長
広川雅之先生
【血管の弁の異常で起こる足のむくみ】
足のむくみを引き起こす原因のひとつが「血管の弁の異常」
足の静脈には血液の逆流を防ぐ弁がついているが、加齢や運動不足、ホルモンバランスなどで弁が壊れてしまうと、足がむくむ要因となる。さらに夏は、血管が広がり血流量が増加するため、足にたまる血液が増えてむくみやすい季節である。
回復ポイント!ふくらはぎの筋肉「ヒラメ筋」
この筋肉を動かすことで、座りっぱなしだと滞ってしまいがちな血流を促進させる。
やり方は、ふくらはぎを意識しながらつま先を上げて下げるをくりかえすだけ!ウォーキングなどでヒラメ筋を弱らせないことも大事!
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東京女子医科大学 名誉教授
玉置淳先生
【気管の夏バテ】
呼吸器官には、ウイルスや細菌などを体外に排出する無数の毛「線毛」が生えている。線毛は35℃〜40℃で一番機能するが、この温度を超えると働きが弱まるという。猛暑で40℃以上にもなる空気を吸うことにもなった今年、線毛の働きが弱まり、咳が長引く人や感染症にかかりやすくなっている可能性が…
回復ポイント!こまめな水分補給
睡眠中は水分の蒸発が多いので寝る前に飲むことが特に大事!
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昭和大学医学部 主任教授
山岸昌一先生
【シミ、シワ、たるみの原因物質AGE】
「AGE」とは、体の様々な部位の老化を進めると言われている毒性をもつ物質。夏は紫外線による肌の炎症などの影響で、糖とたんぱく質が結びつくことで作られる。
AGEを溜めないポイント!
水分は糖とタンパク質の結びつきをブロックしてくれるので、まずは保湿が重要!
AGEはあらゆる食材にも含まれている。食べ物のAGE量は加熱調理時間の長さ、油を多く使うことなどによって増えるので調理法によって大きく変わる。「揚げる>焼く>煮る」という順で増えやすいと山岸先生はいいます。
また、ブロッコリースプラウトに含まれるスルフォラファンやキノコに含まれるキチンは、AGEの形成や吸収を抑える働きがあるそうです!
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浜松医科大学皮膚科 病院教授
伊藤泰介先生
実は今がピークの抜け毛!その原因は【頭皮の日焼け】
9月は抜け毛が最も多い季節という研究結果も!夏の頭皮の日焼けによって、毛髪が作られるリズムが変わってしまうと言うのが一因と考えられる。頭皮の日焼けは目に見えないものだけれど、拡大してみると「蜂の巣」のような形で観察することができる。
回復ポイント!亜鉛とこめかみマッサージ
①牡蠣などの亜鉛食材がダメージを受けた髪を復活させるといわれる!
②頭皮には血流量が少ないため、こめかみの少し上あたりをほぐして、頭皮への血の供給をよくして栄養素が行き渡るようにするのもオススメ!15秒間ほぐすのを1日3セットでOK!
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国立研究開発法人 医薬基盤・健康・栄養研究所
医薬基盤研究所 副所長
ヘルス・メディカル微生物研究センター センター長
國澤純先生
【腸が砂漠化!?】
夏の便秘の原因の一つとして、暑さで腸内細菌のバランスが崩れることが挙げられる。ぜんどう運動が弱まることで腸が脱水気味になり便秘になりやすい状態を腸の砂漠化という。
回復ポイント!
野菜などで「食物繊維」を摂ること!
腸内細菌の働きを助ける豚肉などのビタミンB1食材を食べること!
