STORYストーリー

2021年6月10日(木)よる8:00~

第9話

 アパレルメーカー社長・錦野勝(寺門ジモン)が、オフィスビルの下で刺殺されているのが見つかった。警視庁捜査一課長・大岩純一(内藤剛志)が臨場したところ、遺体は茶封筒を腕に抱えており、その封筒の中には“光をまとうドレス”と名付けられた、見るからに斬新なドレスのデザイン画が入っていた。
 事件当夜、錦野は商談相手と会食していたが、そのときは件の茶封筒は所持していなかったという。また別れ際、「今から“時代の最先端”に行ってきます」と謎の言葉を告げていたことも明らかになった。
 まもなく、錦野が最後に通話した相手は今、注目のファッションデザイナー・安藤美絵(高橋ユウ)と判明。遺体が抱えていたデザイン画は、美絵が“最先端デザイナーコンテスト”でグランプリを受賞したドレスのデザインとよく似ていることがわかった。また、錦野の会社の商品企画部長・箕輪沙也加(実咲凜音)によると、被害者は美絵とともにブランドを立ち上げたいと考えていたらしく、執拗に電話をかけ、業務提携を迫っていたという。
 そんな中、現場近くの防犯カメラに、最新型のクロスバイクに乗る女性が映っていたことが発覚。美絵も通勤に同じ型のクロスバイクを使っているようだったが、映像の女性はヨロヨロとおぼつかない運転をしており、華麗に乗りこなす美絵とは別人かと思われた。
 その頃、現場資料班刑事の平井真琴(斉藤由貴)はヨロヨロとクロスバイクを運転する女性・山村千歳(吉田志織)を見つけ出すが、彼女もまたファッションデザイナーであることがわかり…!? 千歳は自分こそ時代の最先端だと言い張るのだが、彼女からは最先端というより、ほのぼのオーラがにじみ出ており…!?