STORYストーリー

2021年4月29日(木)よる8:00~

第3話

 警察官のコスプレを身にまとった女性の遺体が見つかり、警視庁捜査一課長・大岩純一(内藤剛志)は臨場する。被害者の身元は、大手食品輸入会社の社員・橋本優里(川添野愛)と判明。事件当日、現場近くでコスプレイベントが開催されており、被害者も参加していたものと思われた。
 捜査のため現場を後にした小山田大介管理官(金田明夫)は突然、見知らぬ女性に使い捨てカイロやのど飴を差し出されてビックリする。彼女は、刑事の“追っかけ”に全力を注ぐことでオタク界隈では有名な“デカオタク”神谷時子(生駒里奈)。好きな刑事を追いかけるうち捜査の勘を身につけてしまい、事件解決につながるヒントをもたらしてくれるため、彼女が推した刑事はどんな難事件でも解決できる、といわれている人物だった。時子はなぜか小山田を応援することに決めたらしく、彼女から「本日より、小山田管理官を全力で推させていただきます!」と宣言され、小山田はあ然とする。
 以来、小山田は時子に甲斐甲斐しくつきまとわれ、さすがにうんざり…。しかし彼女の助けもあって、殺された優里が事件当日、イベント会場で、やはりコスプレが趣味の製菓学校副理事長・青田晋太郎(酒井一圭)と会っていたことがわかる。青田は、優里の会社が主催する“パティシエコンテスト”の審査員を務めていたが、出場者から賄賂を受け取った疑いをかけられ、釈明していただけだと説明する。
 そんな中、現場資料班刑事・平井真琴(斉藤由貴)は、思わぬ事実を突き止める。なんと、優里に警察官のコスプレ衣装を販売したのは、ほかならぬ時子だったのだ。小山田は、被害者との関係を黙っていた時子に疑惑を抱くが…!?